鈴鹿サーキットで行われている2018“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会。11時30分にスタートした決勝レースは4時間を迎え、#21YAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップを快走している。
台風12号が通過し、朝から晴天に恵まれた鈴鹿サーキット。ドライコンディションでスタートが切られるかと思われたが、スタート30分前に突然雨が降り出し路面コンディションはウエットに。各チームともグリッド上で慌ただしくタイヤを交換した。
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予定通り11時30分にスタートが切られると、ホールショットを奪ったのは#33 RedBull Honda with 日本郵便の高橋巧。2コーナーで#11 Kawasaki Team GREEN(レオン・ハスラム)を抜いてトップに浮上する。そのまま後続を引き離し、一時は10秒近い差を築いた。
しかし、スタート開始から30分が経過した頃には雨も止み路面は徐々に乾いていった。通常ならスタートから1時間を経過するところまで第1スティントを引っ張る傾向にあったが、この天候変化を受け開始40分付近でピットインするチームが多かった。
上位陣では、3番手につけていた#12ヨシムラ スズキ MOTULが14周目にピットイン。スタートライダーのシルバン・ギュントーリがそのまま次のスティントも担当した。15周目には#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMがピットインし、こちらもスタートライダーのマイケル・ファン・デル・マークがそのまま2スティント目に突入した。16周目には#11Kawasaki Team GREENもピットインしジョナサン・レイが乗り込んだ。
トップの #33 RedBull Honda with 日本郵便は18周目までピットを引っ張ったが、ドライコンディションに変わっていく中で、この作戦が不利に働いてしまい、4番手に後退。これで#12 ヨシムラ スズキ MOTULがトップ、#11Kawasaki Team GREENが2番手、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが3番手に浮上した。
20周目のシケインで#12ヨシムラ スズキ MOTUL(ギュントーリ)を#11Kawasaki Team GREEN(レイ)と、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(ファン・デル・マーク)の2台がパス。ここからカワサキとヤマハによる激しいトップ争いが始まっていく。
その後しばらくはレイがリードしていたが、30周目を迎えるところで徐々にペースを上げてきていたファン・デル・マークが1コーナーで抜いてトップに浮上。ここから、ほぼ毎周にわたって順位を入れ替える激しいトップ争いとなった。
開始2時間30分を迎えるところで#88 CLUB NEXT & MOTO BUMがヘアピンで転倒。マシンが炎上した。これにより65周目にセーフティカーが入った。なおライダーは自力で立ち上がり無事だった。
このセーフティカーにより、#11Kawasaki Team GREEN(レオン・ハスラム)、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(ファン・デル・マーク)はもちろん、3番手につけていた#33 RedBull Honda with 日本郵便(中上貴晶)も20秒あった差を一気に縮めた。
マシンの回収が終わり、69周目にレースが再開されると、ハスラムとファン・デル・マークが何度もサイドバイサイドを繰り広げるバトルに。それまでと同様に何度も順位を入れ替えるトップ争いとなった。
2台の接近戦は3時間30分を経過しても続いたが、両者4回目のピットストップで明暗が分かれる。それまでほぼ同じ周回でピットインをしていたが、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが99周目でピットインを行なったが、翌100周目にピットに入ってきた#11 Kawasaki Team GREENはピット入り口でガス欠になってしまった。
幸い最終コーナーが下り坂になっており、惰性でピットイン。なんとかレイからハスラムにバトンをつなぐことができたが、40秒近いタイムロスを喫し、#33 RedBull Honda with 日本郵便の先行を許し3番手に後退した。
レースは折り返しの4時間を経過し、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップ。18秒差で#33 RedBull Honda with 日本郵便が2番手、34秒差で#11Kawasaki Team GREENが3番手につけている。
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