夏休み前最後のレースに挑むトロロッソ・ホンダのガスリー「大好きなコースをF1で走るのが待ち遠しい」｜F1ハンガリーGP

　今週末に開催される第12戦ハンガリーGP。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、個人的にお気に入りだというハンガロリンクで初めてのF1に挑む。

「ハンガロリンクでは2013年に（フォーミュラ）ルノー2.0で優勝した。2014年にはフォーミュラ・ルノー3.5で2位、2015年もGP2で2位に入った。2016年はGP2で再び優勝している。僕にとっては、とてもうまくいっていると言えるトラックだ」と、ガスリーは話した。

　”壁のないモナコ”と称されることもあるハンガロリンクは、テクニカルで多様なコーナーを備えるサーキット。モナコ同様オーバーテイクが難しく、予選が重要となってくる。ガスリーは、個人的にもお気に入りのコースをF1マシンで走るのが待ちきれないと語った。

「僕のお気に入りのトラックのひとつだ。とてもテクニカルで、僕はそういうトラックが好きなんだ。流れるようなリズムを掴むことが重要だ。どこかでミスをすれば、それがその後のコーナーに響いてしまう。ストレートもあまりないので、ドライバーが違いを生み出すことができるトラックなんだ」

「モナコのように、ここはオーバーテイクが難しい。だから予選はいつもよりもさらに重要度が高くなる。でも、僕が好きな純粋なドライビングという意味では低速や中速、高速、ロングコーナー、ヘビーブレーキングのコーナーなどあらゆるタイプのコーナーが揃っている。本当に好きなので、F1マシンで走るのがどんな感じか、知るのが待ち切れないよ！」

　ハンガリーGPを終えると、F1は束の間の休息となる約1カ月のサマーブレイクに入る。F1史上初の3連戦を含む多忙な前半戦を、良い形で終えたいとガスリーは意気込んだ。

「今週末はかなり暑くなりそうだけど、僕はそれを気にしてはいない。今季これまでの戦いは、長く厳しいシーズンだったけど、僕は良い調子だと思う。準備は万全にできているしコンディションはバッチリだ。良い結果を出して夏休みに入れると期待している」

「ポイントを獲得することは、チーム全体にとっても精神的に非常に重要なことだ。それを達成するために一生懸命作業していく。僕はレースが大好きだけど、休むことも大事だと思っている。みんなかなり疲れているし、家で家族と過ごす時間が必要だからね。シーズンを中断するには完璧なタイミングだ。休暇中は、友人や親しい人たちと過ごす予定だ。だけどその前にブダペストで全力を尽くすよ！」