鈴鹿でのNSX-GTによる1-2フィニッシュは圧倒と呼ぶにふさわしい内容だった。しかし、次のタイでは形勢が逆転、決勝はLC500が圧倒した。ポイント獲得でNSX勢のウエイトハンデ重量が増したことだけがその理由とは考えられない。
もちろんレクサス勢がタイヤ選びやセットアップの面で優れていたということもあるだろうが、今季のNSXがこの苦戦をも織り込んでオフの開発を進めてきた可能性もある。
ビンテージイヤーは1ラップも見逃せない。スーパーGT公式DVD年間予約で特製トールケースボックスを進呈
2018年モデルのNSXは運動性向上のために重量物のインタークーラーをエンジン上からエンジン横に移設した。重心低下を狙ったものだ。しかしこれによってインタークーラーの冷却効率は落ちたという。ターボ車両にとってインタークーラーの冷却効率はパワーに直結するもの。エンジン開発の方向性によってある程度カバーできるといっても限界はある。
インタークーラーが冷えなくても問題の少ない寒い時期に大量得点を稼ぎ、暑い夏はなんとかしのいで秋から再び反攻に出るというシナリオがあっても不思議ではない。現在のポイントシステムともそれは合っている(第7戦はウエイト半減、最終戦ノーウエイト)。
いずれにしてもシリーズ前半戦でポイントを稼ぐとウエイトが減るラウンドまでは、少ないポイントを地道に積み重ねるしかないのだ。開発を進めた(当然パワーアップしているはず)2基目のエンジンをどこで投入するかもこの戦略には絡んでくるだろう。
もしホンダにそのような戦略があるとすれば、対するレクサス勢、ニッサン勢は逆に夏の間に点数を稼ぐ必要がある。次の第5戦富士は距離が長い分ポイントも獲得ポイントも増える(通常の優勝20点が25点)のでなおさらだ。タイも雨絡みの予選ではNSXが上位を占めた。決勝も同じような状況だったら、展開は全く違ったはずで、ここから富士、SUGOと天候や気温によって、各陣営の有利不利が大きく変わる展開も考えられる。天運までも味方につけなければ、この僅差の戦いは勝ち抜けない。
スーパーGT第4戦タイ オフィシャルDVDは7月27日(金)発売
NSX-GT・2勝、GT-R・1勝、LC500・1勝。ここまで4戦を終えて18年スーパーGT GT500クラスは勝ち星を比較してもいかに3ワークスの力が均衡して接戦になっているかがわかります。GT300クラスにおいてもGT500ドライバーが大量参入。レベルアップは激しく各所で好バトルが展開されており、1戦1戦のレース内容をみてもビンテージイヤーと呼ぶにふさわしい濃さがあります。
この展開を期待して今季スーパーGTオフィシャルDVDは1戦ごとのパッケージとして好評発売中です。それも決勝を全周ノーカット収録(SCランを除く)。オーバーテイクに至る微妙な駆け引きまで、あますところなくご覧いただけます。実況音声はオフィシャルアナウンサーのピエール北川(Rd.7オートポリスを除く)なので、サーキット観戦の緊張と興奮を味わうことができます。
予選と決勝で勢力図は一変、小林可夢偉のバトルでの駆け引きが光った第4戦タイ決勝をノーカット収録、さらに特典としてポールポジション獲得のMOTUL MUGEN NSX-GT×武藤英紀の車載映像を収録したスーパーGTオフィシャルDVD Vol.4は7月27日(金)に発売開始します。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
まさかの決着。トップ2台がクラッシュでオジエが大逆転勝利を飾る。勝田は日曜最速に/WRCクロアチア
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
【角田裕毅F1第5戦分析】問題を抱えながらも最後列スタートを選択。リタイアに終わるも一段と成長した振る舞いを見せる
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
「何か“茶色いモノ”が……」石浦宏明、ST-Q32号車のドライブ中に小動物とニアミスの珍事/スーパー耐久
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
イタリアーンないすゞ車?! 当時の国産車の倍もしたのにヒットしたクルマ いすゞ117クーペがオシャレすぎた!
続報 マジで歴史的英断か!? 東海道新幹線に個室座席新設で1323席のルールが破られるのか?
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?