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スポーツ 2018.7.15

フォーミュラE第11戦:予選タイム抹消の波乱も、ベルニュが最後尾から5位入賞で初戴冠

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 2017/18年のABBフォーミュラE選手権は7月14日、第11戦ニューヨークE-Prixの決勝レースが行われ、ジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)が第4シーズンのシリーズチャンピオンに輝いた。レースはルーカス・ディ・グラッシ(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)が制している。
  
 第4シーズン最終戦の舞台はアメリカ最大の都市、ニューヨークに設けられた市街地コース。この週末は土曜日、日曜日ともに予選・決勝が行われるダブルヘッダーとして争われる。

 シリーズチャンピオン争いは第10戦を終えた時点でベルニュが163点でトップ。2番手にサム・バード(DSヴァージン・レーシング)が140点で続き、このふたりによるチャンピオン争いが焦点となる。

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 フォーミュラEではポールポジション獲得ドライバーに3ポイント、決勝のファステストラップ獲得ドライバーに1ポイントのボーナスが与えられるため、優勝の25ポイントと合わせ、最大29ポイントを獲得可能だ。

 そのためバードはレースウイーク突入前のポイント差である『23』が、第11戦終了時点で『29』以上になるとタイトル獲得の権利を喪失。最終戦を前にベルニュが新チャンピオンに輝くことになる。

 バードは2017年に行われたニューヨークE-Prixダブルヘッダーで連勝しており相性はいいと言えるが、2017年大会からはコースレイアウトが変更されており、コース全長が0.3マイル(約0.48キロ)延長され、4つのコーナーが新設されている。この点がバードにどう転ぶかは見どころのひとつとなった。

■予選でベルニュ、ロッテラーがタイム抹消の波乱
 決勝前に行われた予選ではベルニュとアンドレ・ロッテラー(テチーター)がライバルを圧倒するタイムを記録し、ポールポジションをかけたスーパーポールへ駒を進めるかと思われたが、規定より早く予選モードの200kWを使用したとしてタイム抹消。2台揃って最後尾スタートとなる波乱が起きる。

 またチャンピオンを争うバードも14番手と思うようなペースを発揮できず、チャンピオンを争うふたりがともにポイント圏外からのスタートを切ることとなった。

 ポールポジションは今季苦戦を強いられてきたルノー・e.ダムスのセバスチャン・ブエミが獲得。2番手にミッチ・エバンス(パナソニック・ジャガー・レーシング)、3番手にニコラ・プロスト(ルノー・e.ダムス)がつけている。

 迎えた第11戦決勝レースには、フリープラクティス2でクラッシュした際に手首を負傷したオリバー・ターベイ(NIOフォーミュラE)を除いた19名が出走した。

■ベルニュが怒涛の追い上げで初戴冠。ロッテラーは驚異の11台抜き
 最後尾スタートのディ・グラッシはレース序盤は消費電力を抑える戦略を取ったため、レース4周目に突入した時点で16番手。対するバードは2周目を終えた時点でポイント圏内に入り、4周目には9番手まで浮上した。

 11周目、ベルニュは6コーナーの飛び込みでイン側からフェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ・レーシング)をオーバーテイク。12番手にポジションを上げる。

 また、この直後にロッテラーがバードを交わして9番手に上がり、バードは10番手へ後退。チームメイトのアレックス・リン(DSヴァージン・レーシング)を挟んでチャンピオン候補ふたりがにらみ合う形となった。

 14周目、6コーナーへの飛び込みでベルニュがリンを交わして11番手に浮上し、バードの後方へ。そして16周目の14コーナー、ベルニュがインからバードを交わしてポイント圏内の10番手に順位を上げると同時に、チャンピオンを争うライバルをポイント圏外へ追いやった。

 その後、ロッテラーとベルニュのテチーター勢は編隊を組んで次々とオーバーテイクを披露し、20周目には6、7番手までポジションアップ。マシンを乗り換えた後も2台は編隊を組んで周回していく。

 そして29周目、ベルニュがロッテラーを交わして5番手に。この時点でバードは9番手となっており、このままチェッカーを受ければ、ベルニュは最終戦を待たずしてチャンピオンを獲得できる計算だ。

 レース残り10周となった35周目、リンが5コーナーで単独クラッシュしてリヤを大破。レースはフルコースイエローからセーフティカー先導の走行へと切り替えられた。また、このタイミングでバードはマーロ・エンゲル(ベンチュリ)に交わされ10番手にポジションダウンしている。

 このセーフティカーの影響でレースは45分+1周の時間レースとなると、レースは残り時間約3分で再開。バードはこのリスタートでポジションアップを狙うと、残り30秒のタイミングで前を交わして9番手へ浮上した。

 しかし、その後バードは追い上げが叶わず9位でチェッカー。ベルニュが5位で173ポイントまでポイントを積み重ね、バードとは31ポイント差。これによりベルニュが最終戦を待たずして王座獲得を成し遂げた。

「言葉にならないよ」とベルニュ。

「クレイジーなレースだった。実は2台目のマシンに問題を抱えていたんだ。コントロールラインを越えたときはチャンピオンになったかわからなかった。実感が湧くまで時間がかかりそうだ」

「ライバルたちを交わしていくのは簡単ではなかった。(前戦の)チューリッヒE-Prixより大変だったよ。ただ仕事は成し遂げた」

 レースは予選11番手スタートのディ・グラッシが20周目にブエミを交わして、2番手に浮上。前を走るチームメイトのダニエル・アプト(アウディスポーツ・アプト・syフェラー)とともにワン・ツー体制となると、マシンを乗り換えた直後の24周目にチームメイトを攻略し、そのままワン・ツー体制のままチェッカーを受けた。

 なおチームランキングはテチーターが235ポイントでトップ。アウディスポーツ・アプト・シェフラーが5ポイント差に詰め寄っており、チームチャンピオン争いは最終戦に持ち越しとなった。

 現行シャシーラストレースとなる第4シーズン最終戦のフォーミュラE第12戦は7月15日に予選・決勝が行われる。

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(AUTOSPORT web )

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