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F2、続出したスタート問題の対策パーツをテストへ。次戦ハンガリーでスタンディングスタート復活を予定

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F2、続出したスタート問題の対策パーツをテストへ。次戦ハンガリーでスタンディングスタート復活を予定

 F2の各チームは来週、信頼性に対策が施された新しいエンジンとクラッチを受け取り、走行距離100kmまでのテストを行う予定だ。


 F2には今シーズンから新しいマシンが導入されたものの、クラッチの問題でレーススタート時に動き出せないマシンが続出。その対策として、レッドブルリンクとシルバーストンでは、グリッドについてスタンディングスタートをするのではなく、一時的にローリングスタートを採用していた。

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 しかしFIAとしては、今月末にブダペストで行われるレースから、スタンディングスタートに戻したいと考えているようだ。


 F2は一度クラッチをアップデートしたものの、クラッチのバイトポイントでエンジンが十分なトルクを発生していないという問題があり、エンジンストールの可能性が高まっていた。エンジンの他にもスロットルモーターにも問題を抱えている。これらはどちらも、メカクローム社が供給している。

 シルバーストンラウンドの後、全20台のエンジンが回収されており、来週それぞれのチームにアップデートされたエンジンとクラッチの他、1セットのスーパーソフトタイヤが供給され、走行距離100km相当のテスト実施が許可されるようだ。

「ブダペストで通常のスタートに戻すというのがアイデアだ」と、F2のCEOであるブルーノ・ミシェルは述べた。

「我々が気づいた主なポイントは、クラッチの噛み始めの時点で十分なトルクがないため、エンジンをどうにかしないといけないということだ。それは複雑な問題だ」

「おそらく、これまで最悪だったのはポールリカールだ。グリップが大きく、スーパーソフトタイヤを使っていたので、問題が再び表面化した」

「メカクロームは、すべてのエンジンをベンチに載せてチェックし、いくつかの作業を行う。我々はバイトポイントでのトルクを補助するソフトウェアに取り組んでいる」

「我々はクラッチの改良にも取り組んでいる。我々はサプライヤーと協力して、スタート時の摩擦を少なくしている」

 F2は、ハンガリー戦の前に、マニクールとポールリカールでテストマシンを走らせる予定だ。

 FIAのチャーリー・ホワイティングは、「その変更に対してかなり自信を持っている」と語った。

「各チームのテスト走行距離を100kmに制限し、彼らが何をやったかを正確に記録する。我々は彼らにラップを重ねて欲しいわけではなく、スタートの練習をして欲しいのだ」

「すべてのチームがハンガリーに到着するまでに、すべての機能が期待通りに機能することを確認し、練習をする時間を十分取れるようにしたい」

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