ロッシ「今年はマルケスが大勝した2014年シーズンを思い出させる」と弱気発言？｜MotoGPニュース

　ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、今季のMotoGPは、マルク・マルケス（レプソル・ホンダ）が大勝した2014年シーズンを思い起こさせると語った。

　同年のマルケスは、圧倒的なまでの強さを見せた。開幕10連勝、合計13勝、13回のポールポジション獲得……最終的には、ランキング2位のロッシに67ポイントの差をつけ、MotoGP最高峰クラス参戦2年目で、2回目の王者獲得を決めた。

　今年は、2014年より僅差の戦いになってはいるものの、マルケスは開幕8戦のうち4レースで勝利。ランキング2位のロッシに対し、41ポイントの差をつけて首位に立っている。しかもロッシの最高成績は3位（4回）である。

　そのロッシは今年のマルケスについて、2014年の強さを思い起こさせると語る。

「僕の結果と、全体の結果を見れば、予想していたようなチャンピオンシップにはなっていない」

　そうロッシは言う。

「アッセン（オランダGP）では、彼はパフォーマンスを隠し持っていたひとりだった。彼が行くと決め、そしてペースを上げた時には、彼についていくことは難しいだろう」

「でも、常にそのポジションにいなければならない。4人か5人のライダーによる、2位を争う素晴らしい戦いがあるからだ」

「今年は、僕に2014年のことを少し思い出させる。それは、マルケスが他の誰よりも少しだけ前にいた時だ。しかし、その年は戦えていたし、僕は何度も表彰台でフィニッシュしていた」