イギリスGPを10番手でフィニッシュしたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、5秒のタイムペナルティを科したスチュワードの裁定を”馬鹿げている”と語った。
ガスリーはイギリスGPの終盤、フォースインディアのセルジオ・ペレスを攻略。10番手でフィニッシュした。しかしガスリーがペレスを抜いた際には両者接触。この件を問題視したスチュワードは、レース後に調査を実施。結局ガスリーに5秒加算のペナルティが科せられ、13位に降格となった。ペレスは入賞1ポイントを取り戻した。
ガスリー「トロロッソの最大の問題は、ストレートスピードの欠如だ」
またガスリーには、ペナルティポイント2が与えられている。
ガスリーは今回の裁定について不服を露わにしている。そして、何のペナルティも科せられなかった他の事例と比較し、裁定に一貫性を持たせることを求めた。
「僕にとっては馬鹿げたことだ。完全に馬鹿げている」
そうガスリーはmotorsport.comに対して語った。
「これはレースだ。確かに、本当に小さな接触があった」
「こういうことは時々起きる。僕らは2m幅のマシンを走らせている。コースの幅も、おそらくは12mくらいだ。だから、接触は時々起きることがある。でも(今回は)大きな接触ではなかったから、僕はペナルティを受けるべきじゃない」
「今回のレースで起きたほかの事例を見てみると、(ケビン)マグヌッセンと(ロマン)グロージャンの接触は、ペナルティ無しだった。(カルロス)サインツJr.とグロージャンも完全に接触したけど、何のお咎めもなかった。でも僕に対して5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2が与えられるというのは、完全に馬鹿げている」
「前回のレースを見てみても、僕は1周目に接触されてフロアの一部を失ったけど、ペナルティはなかった。レースの勝者(マックス・フェルスタッペン/レッドブル)にも同じようなインシデント(フェラーリのキミ・ライコネンをオーバーテイクした件)が起きたけど、こちらもペナルティはなかった」
「彼ら(スチュワード)は、何らかの対策をする必要がある。最高峰レベルのレースで、これほどの矛盾を受け入れることはできない。今回のようなペナルティについて、説明できるモノは何もない。他の人の事例について何もしないなら、彼らは僕にペナルティを科すべきじゃない」
一方でガスリーは、ペレスがスチュワードに対して強く審議を要求したことについては、驚くべきことではないと語った。
「もちろん、彼は11位でフィニッシュし、ポイントを獲ることができなかったから、僕のことをできる限り責めようとした」
「僕は彼に言ったんだ。正直なところ、戦いを楽しんだとね。接近戦だったし、ホイールも近かった。そして結局のところ、僕らはレーシングドライバーなんだ。今回のようなバトルは、僕らが積極的に推進していくべきことだ」
「今回のようなペナルティは、僕らにレースをさせないようにするだけのことだ。だから、とても恥ずべきことだよ」
「こんなペナルティが出るなら、ドライバーたちは何のリスクも冒さず、退屈なレースになるだろう。オーバーテイクだって、直線でDRSを使った時以外は行われない。正直言って、エキサイティングじゃないね」
ガスリーは、せっかくのポイントを逃したことに大きく失望している。そしてチームに対して、今回の決定に抗議することを望んでいる。
「ただの1ポイントだ。でも、僕らはコンスタントにポイントを獲れているわけじゃない。だから、すべてが貴重なんだ。僕は主張し続け、おそらく抗議をすることになるだろう」
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