ルノーは、オーストリアで経験したタイヤの”ブリスターショック”が、ニコ・ヒュルケンベルグがイギリスGPの6位獲得に繋がる戦略に結びついたと語る。
イギリスGPでルノーは、唯一無二の戦略を採用した。ほとんどのマシンがソフトタイヤでスタートする中、ニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツJr.はミディアムタイヤでのスタートを選択。その後、ソフトタイヤに交換するのが定石だが、彼らはハードタイヤへの交換を選んだ。今回のレースでハードタイヤを使用したのは、ルノーのふたりのみであった。
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その後、セーフティカーが出動した際にサインツJr.はソフトタイヤへと交換したが、ヒュルケンベルグはハードタイヤのままチェッカーフラッグまで駆け抜け、トップ3チームに次ぐ6位フィニッシュを果たした。
ルノー曰くこの戦略は、サインツJr.がオーストリアGPでタイヤのブリスターに苦しめられたために、選択したものだったという。しかも今季のルノーのマシンR.S.18が、基本的にはタイヤに厳しいマシンであるということは、広く知られていることだ。
「これは、我々のクルマの特性のために採った戦略だった」
ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、motorsport.comに対してそう語った。
「我々はまだ、オーストリアのショックを引きずっている。その時の戦略は、カルロスに起きたブリスターにより、完全に破壊された。それがなければ、素晴らしいレースになっただろう」
「今回の戦略は、このような状況から来ている。数日間のうちにいろいろと学び、そしてミディアムとハードを使う決定を下したんだ」
「我々はハードタイヤを使った唯一のチームだった。そのタイヤは金曜日の午後にテストし、そして他のチームと比較して、良いペースを持っていることが分かった。だから、その戦略でいくことを決めた」
ルノーはタイヤに”厳しい”という特性に対処しようと懸命に働いているが、アビテブールは、適切な解決策を手にするまでには時間がかかることを認めている。
「他のチームよりもずっと、タイヤに厳しいマシンであることは理解している。それは事実だ」
そうアビテブールは語る。
「ライバルたちもそれは知っているから、隠すべきことは何もない。だから、ダウンフォースの面などに取り組むことで、それに対処しようと集中している。特に今回のような非常にバンピーで高速コーナーが沢山あるようなサーキットでは、タイヤには多くのエネルギーがかかり、劣化することになる」
「その問題はわかっているし、解決策があることも理解している。しかし、それには時間がかかる」
アビテブールは、シルバーストンで”4番目のチーム”の座を手にすることなど、期待していなかったと認める。
「マシンの特性やパフォーマンス不足、またその他の要因を考慮すれば、遅れをとるコースになると考えていた。しかし我々は、その状況を一変させることができたと思う。それは素晴らしいことだ」
「この後の2戦を楽しみにしている。マシンやコースの特性を考えれば、我々にとってはより有利なはずだ。だから、直接のライバルよりも優位に立てることを期待している」
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