ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、先週末のオーストリアGPでトラブルが発生したターボを再利用することができず、さらにはICE(内燃エンジン)にもトラブルが見つかったため新しいICEを投入した。
前戦オーストリアGPではターボにトラブルが発生し、ヒュルケンベルグは決勝レースをリタイアした。マネージングディレクターのシリル・アビテブールは、今週末イギリスGPには、問題の再発を避けるために改良版のターボを持ち込むと話していた。
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オーストリアでのレース後、アビテブールはパワーユニットのコンポーネントの中でターボのみ交換する必要があると示唆し、「ニコのターボは完全にダメになってしまった。しかしICEや他のコンポーネントは大丈夫のはずだ」と語った。
しかし金曜日のフリー走行前に、ヒュルケンベルグはターボだけでなくICEも新しいものを投入していたことが明らかになった。
ルノーは今後”スペックC”のパワーユニットを投入することを計画しており、ヒュルケンベルグはこれを使用する際にペナルティを受けることになる。チームのシャシーテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、オーストリアでのトラブルによってヒュルケンベルグのICEは完全に壊れ、再利用できない可能性があると明かした。
修復することはできるのかとmotorsport.comが尋ねると、チェスターは「残念ながら、完全に壊れてしまった」と答えた。
「ターボが壊れた時に、エンジンの中から複数のデブリを取り出した。ダメージがあり、(もう一度)使用することはできないだろう」
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