F1マシンの技術規則が大きく変更される2021年までに、経営陣はF1をより良いものにすべく競技規則の変更についても検討しており、そのアイデアのひとつとして完走した全車にポイントを与える案が出ているようだ。
今週水曜日、F1ストラテジーグループの会合が開かれ、様々な議題が上がった。その中に、このアイデアも含まれていたという。
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1950年からスタートしたF1世界選手権。最初の10年は、トップ5フィニッシュしたドライバーにポイントが与えられる他、ファステストラップに対する追加ポイントも存在した。1960年以降は、ファステストラップに対するポイント付与はなくなり、トップ6までがポイントを獲得できるようになった。そして、2003年からポイント獲得の対象がトップ8まで拡大された。
2010年に導入された現行のポイントシステムは大きく変更され、トップ10までがポイントを獲得できるようになった。1991年以降、優勝したドライバーには10ポイントが与えられていたが、優勝の価値を高めるべく、25ポイントへと引き上げられている。
フォースインディアのチーム代表を務めるビジェイ・マリヤは「彼ら(F1首脳陣)は、全20台までポイントシステムを拡大すべきかどうか検討している」と話した。
「レースをフィニッシュできれば、全20台がポイントを獲得することができる。20位の1ポイントからスタートして、ポイントを上げていく。その他にも、20台ではなくポイント獲得を15台までにするなどの議論が行われている」
ポイントシステムを変更する理由のひとつは、トップ10圏外のドライバーにレースを行う意味を与えるということであるが、ポイントを獲得できるマシンが限られる方が得られる”報酬感覚”は大きいという見方もある。
マリヤはmotorsport.comに次のように語った。
「ポイントというのは、トップ10でフィニッシュしたことに対するある種の”カクテル”のようなものだ」
「そのラインを引き下げ始めることになれば、それが薄まっていくことになる。チームがうまくやれば、友人たちが『トップ10フィニッシュおめでとう』と私にメッセージを送ってくれる。トップ10フィニッシュにはある程度の達成感があるんだ」
「だが逆に、全てのドライバーがポイントを獲得できるようになれば、全車がポイントを巡ってレースをすることになる」
「だから、トップ10に入っていないという理由で限界までプッシュするのを止めるようなことはなくなる。だが、”ご褒美”のような達成感はなくなってしまう」
「だから、ポイント獲得を15台までにするという提案もあった。これからさらに議論が行われるのは間違いない」
また、ファステストラップやポールポジションを獲得したドライバーへのポイント付与も検討されているようだ。これについてマリヤは「これらのアイデアについては未定だ」と付け加えた。
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