全日本F3選手権第5戦は7月7日、富士スピードウェイで15周の決勝レースが行われ、ポールポジションスタートの坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が逃げ切り優勝。開幕から5連勝を飾った。
午前8時30分から行われた公式予選のあと、富士スピードウェイは雨が止み、路面コンディションは好転。13時30分にフォーメーションラップのスタートが切られた第5戦は、全車がスリックタイヤを装着して臨んだ。ただ、7月5日から走行が行われてきたこのラウンドだが、ドライでの走行は初めて。全車ともスリックではぶっつけ本番でのレースとなった。
全日本F3選手権第5戦/第6戦:坪井が両戦ともポール獲得。第5戦は金丸が2番手に
迎えたスタートでは、2番手スタートの金丸悠(B-MAX RACING F3)が大きく遅れてしまう。一方ポールスタートの坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)はトップでTGRコーナーに入っていくが、2番手以下は大混戦。阪口晴南(TODA FIGHTEX)が大湯都史樹(TODA FIGHTEX)のインを突き2番手に浮上していく。
阪口とのバトルでわずかにアウトに出た大湯だが、その間隙を突き、ウエットでは苦戦していた宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が大湯をパスする。しかし、1周目のダンロップコーナーで大湯が宮田を抜き返すと、今度はすぐうしろにつけていた笹原右京(THREEBOND)も宮田をパス。3台による激しいバトルが展開されていった。
3台のバトルは、3周目の1コーナーで笹原が大湯をかわし3番手に浮上。前を行く阪口、そして坪井を追っていく。一方、後方ではスタートで順位を落とした金丸がポジションを戻し、3周目には根本悠生(Albirex-RT)をかわし6番手へ。根本はその後、河野駿佑(HubAuto F318)、片山義章(YTB F318)とバトルを展開したものの、順位を落としてしまった。
レース後半に向けて坪井は2番手阪口とのギャップを広げていったが、その阪口との差を詰めていったのは笹原。8周目あたりから阪口の後方にピタリとつけると、10周目にはオーバーテイクを仕掛けるも、笹原は序盤のバトルでタイヤがやや消耗しており、阪口がポジションを死守した。
そんな2台のバトルの前では、坪井が7.368秒のマージンを守りそのままチェッカー。これで開幕から土つかずの5連勝となった。2位は自己最高位タイとなった阪口、3位は全日本F3での初表彰台となる笹原となった。宮田が4位に食い込んだが、走路外追い越しのためレース後ペナルティが課され、大湯が4位、そして金丸が5位に入り2ポイントを獲得している。6位は河野となった。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホーナーの行為を告発した女性従業員がFIAに対し正式な苦情申し立て。レッドブル社は告発を却下、女性は停職処分に
岩佐歩夢がSF開幕戦で無線交信に英語を使っていた理由「日本語での交信に違和感」 レポートも日本語と英語が混在……まるで”ルー”?
急遽STANLEY CIVICをドライブした岩佐歩夢。初GT500の感想は「想像よりもハコ車だった」
【MotoGP】ホンダのサテライトチーム活用策の一例? 本家レプソル・ホンダが使えないマルケジーニ製ホイールをザルコが実験
25年間ともにしたニッサンを離れ古巣TOM’Sへ。ミハエル・クルム監督「違うチャレンジがしたかった」
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?