F1史上初の3週連続開催。その最後を飾るのは、伝統のイギリスGP。舞台はシルバーストン・サーキットである。
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーにとってシルバーストンは、GP2で初勝利を挙げた想い出の地でもある。
「いくつかの点で、シルバーストンに戻るのは、僕にとっては不思議なことだ」
そうガスリーは語る。
「僕がそこで最後にレースをしたのは、2016年のこと。初めてGP2での勝利を挙げた時のことだ。それは素晴らしいことだったけど、両親と一緒に自動車事故に遭ってしまった週末でもあった。金曜日、サーキットに向かう途中で、大事故に遭遇してしまい、僕は椎骨を骨折してしまった。でも、僕の母親ははるかに深刻な怪我を負い、集中治療のために2カ月間病院で過ごしたんだ。死の淵も彷徨った。だからその週末には、僕はあらゆる種類の感情を経験することとなった」
ガスリーはそう、複雑な想い出を振り返る。しかし一方で、サーキットについては好印象を持っているようだ。
「サーキットについては、僕は本当に気に入っている。レイアウトは非常に複雑で、いくつかの伝説的なコーナーがある。現在のF1マシンでマゴッツ~ベケッツを走るのは、本当に印象的だろう。そして、熱狂的なイギリスのファンがいつもいるから、特別な雰囲気があるんだ」
「それは本当に最高の週末になるだろうし、とても楽しみにしている」
トロロッソ、そしてホンダの欧州での拠点は、シルバーストンからほど近いところにある。
「僕らは今週末、トロロッソの風洞施設があるビスターに滞在している。そしてその前には、ミルトンキーンズにある、ホンダのF1施設にも初めて訪れる。僕はそこにいるみんなに、残りのシーズンも引き続き懸命に働き、進化を続けていくためのモチベーションを持ってもらうつもりだ」
レッドブルのすべてのドライバーが集まっての、クレイ射撃イベントにも参加したと言うガスリー。彼はかつて、レッドブルの本拠地でもあるミルトンキーンズに住んでいたこともあった。
「数年前、僕は1年半にわたって、ミルトンキーンズに住んでいた。そこは、シルバーストンからそれほど遠くない。当時の僕は、レッドブル・レーシングのシミュレーターで、多くの時間を費やした。だから、そこに戻ってこられて嬉しいよ」
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