タイ・ブリーラムで行われたスーパーGT第4戦決勝。GT300クラスで優勝を飾った#11 GAINER TANAX GT-Rのふたり(平中克幸/安田裕信)がレースを振り返った。
4番手からスタートした#11 GAINER TANAX GT-Rは、序盤から好ペースでトップについていき、途中のピットストップで逆転。終盤はほぼ独走状態で優勝し、日産GT-R NISMO GT3としては2016年以来の勝利、今季から導入された“エボルーションモデル”にとっても初勝利となった。
GT300クラスは11号車GAINER GT-Rが逆転優勝、18スペックGT-Rが初V|スーパーGT第4戦タイ決勝レポート(GT300クラス)
そして何より、今回は安田にとってスーパーGT参戦100戦目のメモリアルレース。「自分は今回が100戦目だったので、ここで優勝できて嬉しいです」と、レース後の記者会見では笑顔を見せていた。さらにタイラウンドは勝負どころと考えていたようで、接触したりやペナルティを受けたりすることがないように順位を上げていったと語った。
「タイに来る前からGT-Rの特性と(コースが)合っている気がしましたし、そういう話も聞いていたので、走り出しから調子が良かったです」
「GT3の場合、得意なサーキットと不得意なサーキットがあるので、得意なところでいかに接触もせず、ペナルティも受けずいけるかというのが重要です。なので、自分の中では落ち着いて順位を上げていって本当にいいレースができたと思います。その後もピット作業ではチームが完璧な仕事をしてくれて、平中選手が長い後半のスティントで1回もミスなく完璧にこなしてくれたので、本当にチームとチームメイトに感謝しています」
後半スティントを担当した平中は、土曜日朝の公式練習の段階から手応えを掴んでいたという。
「今回勝てたことがすごく嬉しいです。今週末はフリー走行(公式練習)の走り出しからクルマとタイヤのマッチングがすごく良くて、常に上位を走るようなパフォーマンスをずっと発揮てきていました。かなり手応えを感じながらの予選・決勝となりました。その中でしっかりと結果を出せたということは、この先にも繋がるんじゃないかなと思います」
今シーズン、大幅な改良が施された日産GT-R NISMO GT3 2018エボルーションモデルを使用しているGAINER陣営。開幕前から大きな注目を集めていたが、その前評判とは裏腹に、思うような結果が出ないレースが続いていた。それでも、チームとダンロップタイヤが諦めずに努力し続けたことが、今回の結果に繋がったと語った。
「今年は開幕戦から『2018年モデルのGT-R GT3はすごく速い』という前評判の中で始まりました。ただ実際にはBoPの関係だとか、決して常に楽なレースというのはなかったです。チームもダンロップタイヤさんも、みんなが常に最善を尽くして努力をしてきた結果、今回の優勝に繋がったというのは大きかったのかなと思います」
これでGT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-Rの平中/安田組が37ポイントとなりランキングトップに浮上。次回の第5戦富士に向けて平中は、「次は富士ですけど、前回(第2戦)のレースの時は、勝てそうで勝てないレースでした。次は少しウエイトが重くなりますが、パッケージ的にも合っているコースだと思うので、狙って行きたいなと思います」と、再び好結果を狙うとコメントした。
また安田も、「今回の結果でシリーズランキングもトップになったので、ふたりでチャンピオンを意識して、しっかりとミスなく仕事をこなしていきたいです。最終的にシリーズチャンピオンになれるように、次のレースも全力で頑張りたいと思います」と語った。
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