MotoGPオランダGPを制したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、当初のプランでは落ち着いてレースを進める予定だったものの、すぐにバトルに加わらなければ負けると悟ったのだという。
ポールポジションを獲得したマルケスは、順当にスタートを決めホールショットを奪った。しかしドゥカティのホルヘ・ロレンソがロケットスタートを決めて10番手から一気に2番手に浮上、さらにマルケスまでもパスし1周目をトップで終えた。
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マルケスも負けじと食い下がり、レースは混戦模様となっていった。先頭集団は8台ほどに絞られたが、マルケスにはその中でのバトルで何度か危ない場面が見られた。
最初のひとつは、5コーナーでスズキのアンドレア・イアンノーネにパスされる際に接触。マルケスは大きく挙動を乱したものの、なんとか転倒を免れた。
2つ目は、マルケスがレースをリードしているレース終盤、後方から迫って来たマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)と9コーナーで横並びとなった時だ。両者は何度か接触した後、ラインが膨らみ危うくグラベルに入ってしまうところだった。
結果的にマルケスはポジションを2つ失っただけで済み、そこから挽回して優勝を勝ち取ったが、マルケスはビニャーレスとの一件は恐ろしかったと振り返った。
「僕が最も覚えているのは、ビニャーレスとの件だ。かなり恐ろしかったからね」と、彼は『BT Sport』に語った。
「8コーナーで僕がミスをして、ふたりが並んだ。そして彼がブレーキをかけた時に、コンタクトがあったんだ」
「僕のレバーに当たった。滑ってしまって、ブレーキを離してしまった」
「僕は、”グラベルに行ってしまう”と思った。でも、ギヤを1速に入れることができてバイクを止められた。どうやったか分からないけどね」
「おそらくそれが、最も恐ろしい瞬間だった」
ビニャーレスも、マルケスとの接触でグラベルに出てしまうと考えていたようだ。彼もなんとかアスファルトのランオフエリアで体勢を立て直し、今季初の表彰台となる3位を手にした。
「奇妙なことが起きた。僕はコースを出てしまうと思っていた。グラベルに出てしまうと思ったので、本当に恐かった」
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