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スポーツ 2018.7.2

MotoGP史上に残る激戦を制したマルケスがオランダGPで見せた強さの神髄。「残り3周に全力を懸けた」

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 オランダのTTサーキット・アッセンで行われたMotoGP第8戦オランダGP決勝レースは、まれに見る大激戦となった。世界のトップライダーたちがコーナーごとに、周回ごとにオーバーテイクを繰り出す。見る者を熱狂させたレースを制したのは、王者、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)だった。

 2018年のオランダGPはロードレース世界選手権の歴史に残る名レースと言っても過言ではないはずだ。それほど激しく、レースの真骨頂が濃縮されたようなすばらしい戦いだった。

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 ポールポジションからスタートしたのはマルケス。マルケスは第3戦アメリカズGPで1番手タイムを記録しながら、予選中のペナルティによりグリッド降格となったため、これが今季初のポールスタートとなった。

 マルケスがホールショットを奪い、レースは幕を開けた。1周目に後方から追い上げてきたのはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)だ。ロレンソは10番グリッドながら抜群のスタートを切り、1周目の8コーナーでマルケスからトップを奪う。しかし2周目の15コーナーでマルケスがロレンソをオーバーテイク。このままマルケスが独走態勢、とはいかなかった。

 ロレンソが再びマルケスからトップを奪うと、2番手に落ちたマルケスに今度はバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)が襲い掛かる。

 トップ集団はこの3人を含めアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)、カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ・MotoGP)、ヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)の8人にまで膨れ上がった。

 トップ集団は小排気量クラスのレースで見られるような一団となって、ときにはぶつかり合いながらそれぞれと激しくポジションを争い、何度も順位を入れ替えた。終盤までには、マルケス、ロレンソ、ドヴィツィオーゾ、ビニャーレス、ロッシと5人ものライダーがトップを走っている。

「昨日(土曜)はいいレースを期待していたけど、ここまでじゃなかったよ! 全員が全員と戦っていた。みんながいろいろなところで誰かとぶつかっていたんだ。攻めては守り、守っては攻めた。何度も危険なクラッシュをするような『その瞬間』があったよ。とにかくクレイジーだった!」

「戦略を立てることもできなかった。だから、ただひたすら戦って最後に何が起こるか見守ろうと決めたんだ」

 マルケスがこう語るように、いたるところで接触はあった。12周目の5コーナーでインに飛び込んできたリンスに接触されたマルケスが、マシンの挙動を乱すなど、あわや転倒、というシーンなどもあったのだ。しかし、マルケスはもちろんこのトップ集団の誰も転倒することはなかった。

 そして終盤、トップを走っていたマルケスは勝負に出る。残り3周時点で自己ベストを更新。散々激しいバトルを繰り広げたあとのレース終盤だ。このとき出したタイムは2位に入ったリンス、3位を獲得したビニャーレスがこの周にマークしたタイムに比べ約0.5秒も速いものだった。

「残り3周では、タイヤのこともチャンピオンシップのことも考えずに全力を懸けた」とマルケスは語る。「ラストラップに入る前に2番手との差が1.5秒以上あるとわかって、『よし、このままフィニッシュするぞ』と思えたんだ」

 接戦のなかにあっては冷静に走り、勝負どころと見るやここ一番の集中力を発揮して、さらに終盤まで後続を引き離せる速さを失わないマルケス。史上まれにみる激戦となったMotoGPオランダGPは、マルケスの強さをさらに証明したレースともいえるのではないだろうか。

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