世界に冠たるSUVであり、ランドローバーの旗艦モデルとして君臨する『レンジローバー』と、その弟分である『レンジローバー・スポーツ』に、本国ではすでにデビューを果たしていた待望のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)モデルが追加設定。この6月27日より予約受注が開始されている。
この4代目モデルから日本市場でもクリーンディーゼル搭載モデルが導入されるなど、そのパワートレイン構成が本国同様の充実度となってきた『レンジローバー』と『レンジローバー・スポーツ』に、最新の駆動系が新たに登場した。
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今回、初めて導入されるこのPHEVシステムは、ジャガー・ランドローバー社(JLR)が開発した最新のINGENIUMガソリン(最高出力300PS)と高出力のモーター(最高出力85kW/116PS)を併用するパラレル・ハイブリッドとなり、システム出力は297kW/404PS、最大トルクは640Nmを発揮。
0-100km/h加速は『レンジローバー』で6.8秒、『レンジローバー・スポーツ』で6.7秒を記録し、最高速度はそれぞれ220km/hに達するという高性能モデルとして位置付けられている。
そして同時に、NEDC(New European Driving Cycle:新欧州ドライビング・サイクル)における記録は両モデルともにCO2の排出量を64g/kmに低減し、燃費性能も2.8リッター/100km(約35km/リッター)と、車重を考えれば驚異的な効率性を兼ね備えた。
さらにランドローバー伝統のAWDシステムと最先端の電動化技術をモーター内蔵型8速オートマチック・トランスミッションに採用することで、エンジンとモーター制御がシームレスに切り替わり、低速域や滑りやすい路面でもスムーズなハンドリングを提供。『レンジローバー』ファミリーの名に恥じない高い走破性も確保されている。
走行モードは、状況に合わせてパラレル・ハイブリッド・モードとEVモードから選択可能となり、パラレル・ハイブリッド・モードにはバッテリーの充電レベルが設定値以下にならないように走行する“セーブ機能”に加えて、ナビゲーションに目的地に入れルートを設定すると、目的地までの高低差のデータを活用しモーターとガソリン・エンジンを最適に切り替えて、エネルギー効率を高める“エネルギー最適化予測(PEO: Predictive Energy Optimization)機能”も搭載するなど、ライバル勢にはない独自の個性も備えている。
ゼロ・エミッションを実現するEVモードでは、ラインアップのなかでも最高レベルの静粛性を確保しており、一充電でのEV航続距離は最長51kmを実現した。
さらに、車両が充電中であればエアコン使用時の電力をケーブルから供給することで、車両側のバッテリーを消費することなく車内の冷暖房機能を起動でき、車内に乗り込む前に快適な空間をスタンバイさせることも可能となっている。
200Vの普通充電にも対応しており、家庭での設置や公共施設や商業施設の利用にも配慮され、車両側の充電ポイントは洗練されたデザインを損なわないようフロントグリルに配置された。
また標準装備のスマートフォン向けアプリ“リモート”を活用することで、車両の充電状況を確認したり、充電するタイミングを調整したりすることも当然可能となっている。
このPHEVパワープラントを搭載したモデルは、各グレードトリムごとに用意され、『レンジローバー』が1508万~2866万円。『レンジローバー・スポーツ』が1185万~1315万円となっている。
Land Roverウェブサイト:http://www.landrover.co.jp
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568
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