オーストリアGPをリタイアで終えたメルセデスのルイス・ハミルトンは、”ポイントを捨てる余裕はない”と話し、次戦での巻き返しを願っている。
ハミルトンは、スタートでチームメイトのバルテリ・ボッタスからトップの座を奪った。しかしVSC(バーチャルセーフティカー)中にライバルたちがピットストップを行った一方で、ハミルトンはピットに入らず走行を続けたため、首位のポジションを失う可能性があった。
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その後ピットストップを行ったハミルトンは4番手で隊列に復帰するも、終盤に燃圧のトラブルが発生し、リタイアを余儀なくされた。
またボッタスもハイドロ系のトラブルによりリタイアとなっており、メルセデスはまさかの全滅という結果に。彼らのダブルリタイアは、2016年のスペインGP以来のことだった。
レース後、ハミルトンはChannel 4に対し「嘘をつくつもりはない。僕らはあらゆるエリアにおいて作業を行わなければならない」と話した。
「マシンは素晴らしかったし、僕らが一番速かった。でも2台が異なるトラブルに見舞われたというのは異常なことだ」
「僕らにはポイントを捨てている余裕はない。前に進むためにも万全の方法を見つける必要がある。というのも、もし僕らのマシンが走り続けていたら、楽に前を走ることができ、優勝するのは簡単なことだったからだ」
ハミルトンはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対して14ポイントのリードを持ってオーストリアGPに臨んだ。予選ではメルセデスがフロントロウを独占し、さらにはベッテルがグリッド降格ペナルティを科されたこともあって、メルセデスがギャップを築く大きなチャンスだとみられていた。
しかしベッテルが3位、ハミルトンがノーポイントという結果に終わり、ベッテルが1ポイント差で再びランキング首位に浮上した。
「残念な日だ。チームの皆がこの痛みを感じている。でも僕たちには何年もの間、本当に素晴らしい信頼性があった」とハミルトンは語った。
「つらい状況ではあるけれど、僕らはプロフェッショナルであり、浮き沈みを気にしていてはならない」
「僕が思い出せる限り、今回は間違いなく最悪の週末だ。でも僕はこのチームに自信を持っている」
また彼は、母国グランプリとなる次戦イギリスGPでは速さを発揮できるはずであり、”多くのポイントを失った”今回のレースの埋め合わせをできるだろうと述べた。
突然マシンの信頼性が失われたことを懸念しているのかとSkyから質問を受けたハミルトンは、「それについては大丈夫だ」と答えた。
「そのことに関して僕にできることはない。僕らがやるべきことは、前に進むことだ」
「もう一度マシンに乗ることを楽しみにしているし、問題が何だったのかを理解したい。これを改善し、二度とこういうことが起こらないようにするためにも、彼ら(スタッフ)は懸命に作業をしてくれるということを僕はわかっている」
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