TTサーキット・アッセンで開催されたMotoGP第8戦オランダGP。26周で争われたMotoGPクラスの決勝は、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが熾烈なバトルを制して今季4勝目を挙げた。
スタートでは、ポールポジションのマルケスが順当にスタートを決めた。しかしドゥカティ勢がロケットスタートを見せ、10番手スタートのホルヘ・ロレンソが一気に2番手に浮上し、そのままマルケスに襲いかかった。
オランダ予選:激戦制したマルケスPP。中上惜しくもQ2進出ならず
マルケスのインをついたロレンソがトップに立ち、1周目を終えた。2番手にマルケス、3番手にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が続いた。13番手スタートの中上貴晶(LCRホンダ)は、2つポジションを落として15番手からポジションアップを伺った。
ロレンソを逃すまいと、マルケスもペースアップ。2周目はロレンソからポジションを奪り戻し、マルケスがトップで終えた。続く3周目、またしてもロレンソがマルケスを交わしてトップに浮上。これで失速したマルケスのインをついたロッシが2番手となった。
マルケスが少し離されトップ2が抜け出すかと思われたが、コーナーの立ち上がりで失速したロレンソにロッシが追突。幸いどちらにも転倒などはなく走行を継続した。しかしこれで後続とのギャップが縮まり、ロッシはマルケスやアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に交わされ4番手に落ちた。
レース残り18周の段階で、先頭集団は8台ほどに。スズキのアレックス・リンスもマルケスと競り合い3番手に顔を出すなど、集団の中で頻繁にポジションが入れ替わる熾烈なバトルが展開された。
残り12周、激しいポジション争いを尻目にトップをキープしていたロレンソを交わし、ドヴィツィオーゾが先頭に躍り出た。マルケスもそれに続き、2番手とした。
ドヴィツィオーゾが前に出たことで、集団全体のペースがダウンし各車の間隔が狭まった。ロレンソはこれに焦れたか再び前に出るが、ラインがワイドになってしまいポジションを落としていった。
このタイミングで牙を剥いたのが、集団の中で我慢の走りをしていたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。残り8周の時点でトップに立ったが、翌周の1コーナーのブレーキングで粘ったマルケスが再び先頭に出た。
再びペースが上がったことで先頭集団は2分されていった。3番手ドヴィツィオーゾ、4番手ロッシがチャンスを狙っていたところで、直前に軽い接触があったビニャーレスとマルケスが同時にコースオフ。これでロッシが先頭に立つ場面もあったが、マルケスがペースを上げて再びリーダーに復帰した。
残り3周を切ると、マルケスが逃げ切りを狙ってさらにペースアップ。2番手のドヴィツィオーゾに後続のライダーが蓋をされるような形となり、マルケスは一気に1.5秒ほどのギャップを築いた。ロッシはシケインでなんとかドヴィツィオーゾを交わしたものの、ストレートでドヴィツィオーゾに追いつかれ、1コーナーで弾き飛ばされるような形となりコースオフ。7番手までポジションを落とした。
ドヴィツィオーゾもこれで4番手に。2番手にはビニャーレス、3番手にリンスが続いた。
熾烈なバトルはファイナルラップまで続いた。リンスは一瞬の隙をつきビニャーレスをオーバーテイク。4番手ドヴィツィオーゾも最終シケインで追いつく中、落ち着いてポジションを守ったリンスが僅差で先にチェッカーを受けた。
終わってみれば、最高のタイミングで集団から抜け出したマルケスが2.269秒差のギャップを築き優勝。リンスは自己ベストリザルトの2位、ビニャーレスは今季初表彰台獲得となった。これでマルケスは、ポイントランキング2位のロッシに41ポイントの大差をつけた。
ドヴィツィオーゾが4位、ロッシが5位でフィニッシュ。ロレンソは最終的に7位だった。
中上は、レース序盤で落としたポジションを取り戻すことができず、その後も少しずつ後退。19位でレースを終えた。
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