2018年F1オーストリアGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは11位、ブレンドン・ハートレーはリタイアに終わった。
12番グリッドのガスリーはスーパーソフトタイヤでスタート、1周目にストフェル・バンドーンとの接触事故があり、14番手に後退。15周目、バーチャルセーフティカー導入時にピットインし、ソフトタイヤに交換した。15番手でコースに復帰したガスリーは、終盤一時は8番手に上がったものの、マシンに接触によるダメージがあり、タイヤの状態が悪くなっていたことで、立て続けに3台にオーバーテイクされてポジションを落とし、11位でフィニッシュした。
ハートレーは予選19番手だったため、チームは戦略的な判断により決勝前にパワーユニットのコンポーネントを交換した。5基目のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、4基目のMGU-Kを使用、グリッド最後尾への降格ペナルティを受けたが、フェルナンド・アロンソがピットスタートとなったため、19番グリッドからスタートすることになった。
スーパーソフトタイヤでスタートしたハートレーは、序盤のバーチャルセーフティカー導入の際にステイアウトし、一時10番手までポジションを上げたが、54周目に車体のトラブルによりスローダウンしストップ。その場でリタイアした。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
ブレンドンはタイヤを上手にマネジメントしながら、入賞圏内を走行していましたが、車体側のトラブルによりリタイアとなってしまいました。ピエールもレース終盤までポイント圏内に踏みとどまっていたものの、最後の数周でタイヤ性能の限界を迎え、入賞を逃しました。
非常に残念なレースとなりましたが、金曜にはイギリスGPが始まります。シルバーストン・サーキットは我々のミルトン・キーンズの拠点からもすぐですし、その意味でホームレースとなるため、もう一度ポイント獲得に向けてチャレンジしたいと思います。
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