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ベッテル、対メルセデスの”弱点”語る「上り坂の速度不足は大きなロス」/F1オーストラリアGP予選

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ベッテル、対メルセデスの”弱点”語る「上り坂の速度不足は大きなロス」/F1オーストラリアGP予選

 オーストリアGPの予選を3番手で終えたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、2戦連続でアップグレードを投入したメルセデスに対する弱点となった部分を明かした。

 オーストリアGPの予選ではバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得し、チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手につけた。フロントロウを独占したメルセデス勢は今週末、大型の空力アップデートを投入していた。

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 また彼らは先週末のフランスGPより”スペック2.1”のパワーユニットを導入しており、今回の予選におけるベッテルとボッタスのギャップは0.3秒だった。

 フェラーリはメルセデスに敗れたのか、とベッテルに尋ねると、彼は次のように答えた。

「非常に接近していた。僕たちが見た状況から判断すると、セクター1でタイムを失っていて、その後セクター3の大半でもそうだった」

「メルセデスはターン7(最終セクターが始まるS字の左回りの高速コーナー)でとても速くて、競争力を持っていた」

「彼らは上り坂で(フェラーリよりも)スピードを出すことができていた。これが僕らの大きなロスのひとつだと思う」

「ターン7とターン9の高速コーナーでもそうだ。あまり多くのことは話せないけど、十分前に出ることはできたはずだ」

 ベッテルは、Q3の最初のアタックでミスをしてしまったが、そのミスをリカバーするのは”簡単なこと”ではなかった。これについて彼は、ミスがあったということは、もっとタイムを稼ぐことができたはずだということだとしつつも、予選では依然としてメルセデスが最速のマシンであったと語った。

 メルセデスはフランス、オーストリアと2戦連続でアップデートを投入していたが、その一方でフェラーリもフランスに”同じような”アップデートを持ち込んでいたことからも、ベッテルは、今後のレースでも自分たちの有利な方向性に向かって”振り子”が揺れるだろうと考えている。

「新しいものを投入するということに関して、僕たちには僕たちのスケジュールがある」

「僕らは可能な限りプッシュしているし、マシンに何を施せばもっと速くなるのかを確かめなければならない」

「これは絶えることなく続くチャレンジだ。自分たち自身に目を向ける必要がある。他の人たちがマシンに投入したものを見て、常にそこから学ぶことができるものもある。それはただメルセデスに対してだけはなくて、すべてのチームに対して、だ」

 またハミルトンは、Q3の最初にミスをしたことがポール獲得の妨げとなったことを明かしたが、そのポールポジションを決めたボッタスは”素晴らしい仕事をして、それ(ポールポジション)にふさわしい”と認めた。

「僕らのタイムはかなり近かったし、それについては満足している。それにチームのためにもワンツーを達成できた」

 一方ボッタスは、今シーズン初めてのポールポジションを獲得するためには最初のアタックが重要であったと語った。

「それ(最初のアタック)が役に立ったんだ」

「2度目のアタックでも良いタイムを出すことができたかもしれない。最初のラップはとても良かったが、2回目の方がわずかにトラックが改善していた」

「それがどの程度かというのを話すのは難しい。でも2度目のアタックは最初のアタックと非常によく似ていた」

 なおベッテルは、予選Q2でカルロス・サインツJr.(ルノー)の走行を妨害したとして3グリッドペナルティを受けた。よってベッテルは6番グリッドから決勝レースをスタートすることになる。

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