FIAは、オーストリアGPが開催されるレッドブルリンクの2コーナーと4コーナーの間にDRSゾーンを追加したが、一部のドライバーはレースが人工的になり過ぎてしまうと批判している。
今季のF1はオーバーテイクの欠如が大きな問題となっているが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は安易なDRSゾーン追加に警鐘を鳴らしている。
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「DRSゾーンを追加することが、解決策になるかどうかは分からない」とベッテルは語った。
「誤解しないで欲しい。僕も含めて、”マリオカート”のようなアイデアが好きな人はたくさんいると思う。僕も小さい頃にプレイしていたしね。でも、レースを人工的にするのはやめるべきだと僕は思う。それが機能するかどうか見てみよう」
「オーバーテイクは促進するかもしれないが、最終的に他のマシンを追い越すだけでは、エキサイティングにはならない」
「前のマシンの背後につき、何かが起きるかもしれないという緊張感と興奮がある方が、ただ追い越しが起きるよりもずっと良い」
ハースのロマン・グロージャンもベッテルと同意見。レッドブルリンクのほぼ半分がDRSゾーンとなっていることについても、懸念を示している。
「どうなるか見てみよう。最初にそれを見たとき、僕は少し懐疑的になった。あまりにもDRSゾーンが多過ぎて、ほぼ全てのストレートがそうなっている」
「どんなレースになるか、何度も抜き返されるような”マリオカート”みたいにならないか、見ておく必要がある」
キミ・ライコネン(フェラーリ)は「トラックの半分がDRSだ。だから物事がかなり簡単になるだろう。それがやり過ぎかどうかは分からない」と付け加えた。
「オーバーテイクは間違いなく必要だが、人工的なオーバーテイクになるに違いない」
全てのドライバーが、今回の変更に懐疑的なわけではない。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、DRSゾーン追加でレースが良くなると考えている。
「彼ら(FIA)は、レースをエキサイティングにするためにやれることをやっていると思う。今はそれが足りていないからね。シーズン中に基本的なことが変わるのは良くない」
「僕たちは、持っているものを最大限活用しようとしているんだ。DRSゾーンを追加するという彼らの対策で、オーバーテイクができるようになり、抜かれた方は次のゾーンでDRSを使える」
「おそらく良くなるだろう。ここは、前のマシンについて行くのが最も簡単なサーキットだというわけでもないので、面白くなるはずだ」
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