オーバーテイク促進を目的とした2019年の空力レギュレーション微調整が、7月4日に行われる次回のF1ストラテジーグループで承認されることになりそうだ。
開幕戦オーストラリアGPなど、あまりにも追い越しが少ないレースも見られる現代のF1。その対策として、フロント&リヤウイングおよびブレーキダクトの簡素化を含めた、空力レギュレーション微調整の検討が急ピッチで進められた。4月30日のレギュレーション変更締め切りまでに投票が行われこの変更が承認されたものの、その後の調査で塞がなければならない規則の抜け穴が明らかになった。
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締め切りを過ぎた5月以降は、レギュレーション変更に全チームの賛同が必要となる。そのためレギュレーション変更の詳細について、各チームのテクニカルディレクターを交えたディスカッションが長引くことになったが、先週行われたテクニカルワーキンググループのミーティングでその内容がまとまったようだ。各チームの代表は、次回のストラテジーグループの会合でレギュレーション変更の最終版に合意することになる。
「チームは、何が起きているのか知りたいと思っていた。私は、全チームが協力的だと思う」とブラウンはmotorsport.comに語った。
「(レギュレーション変更には)改良が必要だったが、それももう終わった」
「誰もが、不確実なことを望んではいないと私は思う。私が知る限りでは、全てが整理され良好な状態でなければならない」
ブラウンは2019年のレギュレーションが、2021年に予定されているレギュレーション刷新に良い影響を与えるだけでなく、将来的なアイデアを検討するF1のエンジニアグループとFIA、各チームの協力体制という点でもテストケースになると考えている。
「我々が正しい方向に進んでいるということを確認することは、有益だと思う」
「それに加えて、より良いマシンを作り出すために我々が追求しているコンセプトについて、良いフィードバックが得られる」
「最終的にFIAがレギュレーションを書き、それを守らせなければならない。それが、彼らの役割と責任だ。我々はそれにつながるコンセプトに貢献するために作業を行う」
来週のストラテジーグループでは、各チーム代表が2021年のレギュレーション変更についての詳細を議論することになると、ブラウンは認めた。
「それは、我々が将来どうしたいのかを明らかにする、もうひとつの大事な段階だ」
ウイリアムズの技術部門トップであるパディ・ロウは、2019年のレギュレーション変更支持を公言しているひとりだが、変更について詳細な部分を洗練させていく作業は、複雑なプロセスだったと認めた。
「私は、全てがかなりはっきりしたと思う」と、ロウはmotorsport.comに語った。
「私は、7月4日のストラテジーグループでそのレギュレーションが適用されると信じている。皆が一堂に会し、それを定義するために多くの作業が行われてきた。今、我々はそれを乗り越えることができる」
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