F1第8戦フランスGPの決勝レースが行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を飾った。
気温24度、路面温度は42度で、雨が降る可能性を残したままレースがスタート。ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)がスタートを決め先頭でターン1に向かった。しかしその後ろでバルテリ・ボッタス(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が接触。ベッテルはフロントノーズや左フロントの足周りにダメージを負い、ボッタスは左リヤタイヤをパンクさせてしまった。
さらに後方ではエステバン・オコン(フォースインディア)とピエール・ガスリー(トロロッソ)も接触し、共にリタイア。母国グランプリを迎えていたオコンとガスリーだが、残念ながら早くもここでレースを終えることになった。
これらのインシデントによりオープニングラップでSC(セーフティカー)が出動。10年ぶりのフランスGPは波乱の幕開けとなった。ベッテルとボッタスの件に関してはすぐに審議され、ベッテルに5秒のタイムペナルティが科された。なおオコンとガスリーの接触については、レース後に審議される予定だ。
この時点で隊列はハミルトンを先頭にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、カルロス・サインツJr.(ルノー)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、シャルル・ルクレール(ザウバー)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ロマン・グロージャン(ハース)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)というトップ10となった。ピットに入りパーツを交換したベッテルとボッタスはそれぞれ17番手、18番手でコースに復帰した。また彼らはタイヤをソフトタイヤに交換した。
5周目の終わりにセーフティカーが解除となりレースが再開。ハミルトンはここでもトップの座を守り、フェルスタッペン、サインツJr.と続いた。隊列後方では、ベッテルがSC中にタイヤを交換したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)を追い抜く際に、あわや接触というシーンも。接触こそなかったものの、アロンソはスピンしてしまい最後尾まで順位を落とした。
先頭のハミルトンはファステストラップをマークしながら後続との差を築き、その後ろにはフェルスタッペン、リカルドとレッドブル勢が並び、ライコネン、サインツJr.と続く。ベッテルは11周目にトップ10までポジションを上げ、20周目には5番手まで浮上した。その20周目に、ボッタスはようやくトップ10までポジションを上げた。
26周目、上位陣ではまずフェルスタッペンがピットに入り、ソフトタイヤに履き替えてベッテルとライコネンの間でコースに復帰した。29周目にはリカルドがタイヤを交換し、ベッテルの後ろである5番手でコースに戻ったが、34周目にはベッテルをオーバーテイクし3番手を取り戻した。
レース中盤にはピットインするマシンが増え始め、8番手スタートのルクレールも33周目にピットに入りスーパーソフトタイヤに履き替えたが、彼が戻った位置は16番手だった。同じ周にはハミルトンがピットインし、ソフトタイヤに交換。翌周にはライコネンもピットに入りスーパーソフトに交換して、5番手の位置でコースに戻った。
序盤にタイヤ交換を行ったベッテルだったが、後半ペースが落ち始めた。ライコネンはベッテルに追いつくと、そのまま4番手に浮上。ペースの速いライコネンは、前を走るリカルドを追い表彰台を狙う。彼は3秒以上あったリカルドとのギャップを一気に縮め、オーバーテイクも完了し、3番手に躍り出た。
一方ベッテルは41周目に2回目のピットインを行い、5秒ペナルティを消化。ウルトラソフトタイヤに履き替えて再び5番手でコースに復帰した。その直前にはボッタスも2度目のタイヤ交換を行った。ただ右リヤタイヤを交換する前にジャッキが降りてしまうミスもあり、作業には8秒を要した。
レース終盤にはランス・ストロール(ウイリアムズ)の左フロントタイヤが高速のターン10でバーストし、コース上にはパーツが散らばってしまった。またマシンもウォール脇に止まったままであり、52周目にVSC(バーチャルセーフティカー)が出された。最終ラップの53周目には解除されたが、ストロールのマシンが止まったセクター2ではイエローフラッグが出されたままだった。
レース中盤には雨が降るという無線も飛んだが、結局雨は降らないままレースは終了。ハミルトンは盤石の走りでトップを明け渡すことなく、ポール・トゥ・ウィンで今シーズン3勝目を飾り、ドライバーズランキングでも首位に復帰した。2番手のフェルスタッペンは終盤ハミルトンを捉えようとペースを上げるも追いつけず、2位でチェッカーを受けた。
ハミルトン、フェルスタッペン、ライコネンとトップ3チームが1台ずつ表彰台を獲得。リカルドが4位、ベッテルが5位となった。マグヌッセンが6位、ボッタスは最終的に7位でレースを終えた。
サインツJr.はレース終盤に「パワーがない」と訴えていたものの、8位で完走。チームメイトのヒュルケンベルグが9位、ルクレールが10位に入賞した。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは14位だった。
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