ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第7戦カナダGP編です。
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カナダGPで大きな前進、ガスリーも新型PUに好印象/トロロッソ・ホンダF1コラム
カナダでの週末の収穫は、歴史について少しばかり学べたことだ。
モントリオールのピエール・エリオット・トルドー国際空港に降り立った時、まず私たちを迎えてくれたのは、サーキットの縁石に似せて赤と白のラインを描いた動く歩道だった。それだけではない。その動く歩道の終点に置かれたマットのひとつひとつにも、「Salut Gilles 40 Ans(サリュー、ジル。40周年)」と書かれていたのである。これは実にイイ感じだった。
ご存じでない方々のために解説しておくと、このモントリオールのコースの建設当時の名称はイル・ノートルダム・サーキットだった。その後、1982年に世を去った偉大なカナダ人ドライバーを記念して、サーキット・ジル・ビルヌーブと改名されている。
今年は、このサーキットで初めてF1レースが開催されてから、ちょうど40周年にあたる。それゆえに、あちこちで様々な記念行事やディスプレイが行われていたのである。
ドライバーたちはサーキットに到着するや否や、次々とジル・ビルヌーブに関連した質問を受けた。特に現地カナダのメディアが、現代のドライバーたちは母国の伝説的英雄をどう見ているかを知りたがったからだ。
予選終了後、3位に入ったマックス・フェルスタッペンに、こんな話が伝えられた。メルセデスの非常勤会長ニキ・ラウダが、現役ドライバーのうち最もビルヌーブを思い起こさせるのは誰かとたずねられて、彼の名を挙げたというのだ。
「まあ、彼もイケメンだったらしいからね……」と、フェルスタッペンは、まずはジョークで応じた。「だけど、よく分からないな。実際に彼と会ったことがないから、僕には何とも言えない。でも、あの人がそう思うのなら、僕としては別に構わないよ」
このやり取りを隣で聞いていたセバスチャン・ベッテルは、笑いながらフェルスタッペンに言った。「褒められたんだぜ。自信を持てよ!」
ともあれ、この時のフェルスタッペンの態度は、木曜にメディアと対面した時の不機嫌で挑戦的な姿勢とは大違いだった。彼は、モナコでのクラッシュについて、もしまた同じことを質問するジャーナリストがいたら、そいつに頭突きを食らわすと報道陣を脅していたのだ。
続きはF1速報WEBで掲載中
■ラウダのフェルスタッペンがジルを思い起こさせるという発言に「失礼な話だ」と、ジャックは反論。
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