2018年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは10番手、ブレンドン・ハートレーは16番手だった。
FP3はハートレーが7番手、ガスリーが8番手と順調に終了。Q1ではハートレーが2回目のランでトラフィックに阻まれ、敗退が決定。ガスリーは12番手でQ2に進んだ。
ホンダ田辺TD「Q3進出はうれしい結果。PUのセッティングがうまく決まり、決勝に楽観的見通し」:F1モナコGP土曜
Q2でガスリーは10番手となり、第2戦バーレーン以来のQ3進出を果たした。Q3の1回目のアタックではユーズドのハイパーソフトタイヤを使用した後、2回目のランでは新品タイヤに履き替え、1分12秒221をマーク、10番手で予選を終えた。
ガスリーは10番グリッドから、ハートレーはロマン・グロージャンのグリッド降格によりひとつポジションを上げて15番グリッドから決勝をスタートする予定。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーフレースエンジニア ジョナサン・エドルズ
モナコは金曜に走行がないので、木曜のプラクティスで集めたデータを金曜に確認した。エンジニアはマシンセッティングを煮詰め、新しい空力パーツへの理解を深め、タイヤのパフォーマンスを最大限に引き出す方法について学ぶために時間を費やした。それを反映させてFP3に臨み、マシンは非常に強力であると感じた。
木曜にはピエールのマシンに問題が発生したが、昨日解決し、今日はすぐに好調に走り出すことができた。FP3を通してドライバーふたりはプッシュし合い、その競争力から見て、予選では2台揃ってQ3に進出できる可能性が十分あると考えていた。
しかし予選は最終的に少し期待に届かない結果となった。ふたりともラップをうまくまとめる機会には恵まれたものの、我々はマシンのポテンシャルをフルに引き出すことはできなかったと思う。接戦のなか、残念ながらブレンドンはわずか0.1秒差でQ2進出を逃した。一方でピエールがQ3まで進んだのはとてもよかった。新品タイヤで走った最後のランは途中まで非常にうまくいっており、ターン15でバリアに軽く触れてタイムをロスするまでは、自己ベストをコンマ数秒削っていた。(マックス・)フェルスタッペンが予選に参加していなかった今日の予選では、我々のマシンには6番手か7番手をつかめる力があっただけに残念だ。
モナコではオーバーテイクをするのが簡単ではないので、明日は難しいレースになるだろう。しかし我々のマシンにはアドバンテージがある。他のほとんどのマシンよりもタイヤに優しいのだ。それがハイパーソフトで走る際にチャンスをもたらしてくれるはずだ。(プラクティスでは)レースペースがよさそうだったから、明日はポイント獲得を果たせればと考えている。
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