テック3・ヤマハのヨハン・ザルコは、決勝レースをリタイアする原因となった転倒のミスを認め、オーバーテイクを仕掛けるのをもう少し待つべきだったと話した。
ザルコは、土曜日の予選でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を下してポールポジションを獲得。ブガッティ・サーキットの新しいコースレコードも記録し、集まったフランス人の観客を大いに湧かせた。
フランス決勝:マルケスが逆転で3連勝! ザルコ無念の転倒リタイア
しかし彼はスタートで2番手にポジションを落とし、前を走るホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を狙っていたものの、8周目にターン8で転倒してしまった。
レース後、ザルコはこの転倒について説明し、ロレンソを早めにパスしようとしてハードにプッシュしすぎてしまったことを認めた。一方そのロレンソは、レース後半に大きくペースを落として最終的には6位でレースを終えた。
「自分にはペースがあると思っていた。優勝できるか、表彰台に乗れるのかはわからなかったけど、2位に入ることは可能だった」とザルコは話した。
「通常、レース後半に燃料が減ってバイクが軽くなれば、それがアドバンテージになる。だけど問題だったのは、レース序盤に、ロレンソをオーバーテイクすることが非常に難しかったということだ」
「僕は挑戦したけど、大幅に加速を失ってしまった。彼をパスしなければならなかったので、どうやって追い抜こうか考えていた。そのことにエネルギーを全て費やしたと思う」
「(オーバーテイクのために)100%以上の力でプッシュしていたけど、それがあのコーナーで僕をミスへと追いやった原因だ。クラッシュするなんて予想していなかった」
「燃料が減ってバイクが軽くなるまで、そしてホルヘのペースが少し落ちるまでオーバーテイクを待つべきだった。あの時僕はプッシュしていたけど、オーバーテイクできる可能性はなかった」
「だけど、もしもう少し(オーバーテイクを)待っていたら、もっとポジションを落としていたかもしれない」
彼は、フランスのファンの前で母国グランプリでの優勝を飾ろうとしたことによるプレッシャーが転倒の原因であったという説を否定したが、今回の経験が自分自身を成長させてくれるものであると語った。
「余計なプレッシャーはなかった」とザルコは述べた。
「全員が自分の名前を呼んでいるのだから、いくらかプレッシャーはあるだろう。でもこういう状況を迎えることができてハッピーだ」
「僕はポジティブに物事を考えようとしている。昨日(土曜日)は楽しかったよ。グリッドについて、ファンの人たちを見て、スタートの前にラ・マルセイエーズ(フランス国歌)を聞いた時はとても良い気分だった」
「笑顔でリラックスしようとしていた。心の中では準備もできていた。レースがスタートしたら、優勝できるマシンがあると信じることが必要だった」
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