レプソル・ホンダはフランスGPに2種類のフェアリングを持ち込んでおり、新しいフェアリングによってバイクの弱点が改善され、どのサーキットでも戦えると自信を持っているようだ。
スペインGP後にヘレスとムジェロで行われたテストにて、ホンダは3種類の新しいフェアリングを試した。そしてフランスGPの金曜日のフリー走行では、マルク・マルケスとダニ・ペドロサはわずかにウイングの形が異なる2種類のフェアリングを使用していた。
MotoGPフランス初日:マルケス&ドヴィツィオーゾがトップ2を分け合う
ここ数年、ホンダはル・マンでヤマハと戦うことができていなかった。しかし金曜日は、マルケスは全体の2番手タイムでセッションを終え、3番手と4番手にヤマハ勢が続く結果となった。
そのマルケスは、新しいフェアリングを使用したことによって、ホンダが伝統的に悩まされているウィリー(前輪が浮き上がってしまう現象)が減ったと主張した。この症状はル・マンの低速コーナーでも頻発していたが、このフェアリングを使うことで改善され、さらに加速も良くなったことから、シースンを通して競争力を持てるはずだと彼は考えている。
「新しいフェアリングはこれまでのものとは異なる。いくつかの部分が改善されて、特にウィリーが少し起きにくくなった」
「コーナーでの速度に関しても、フェアリングを変えたことで、ムジェロではそれが改善されたように見えた。でもここ(ル・マン)では違いを感じることができなかった」
「ジョーカーのフェアリングも使っている。なぜなら、ここのトラックではそれも役に立つだろうと僕たちは考えているからだ」
「僕はこのふたつの異なるフェアリングを使用している。ひとつはこれまで使用してきたもので、もうひとつはここで投入したものだ。このふたつがあれば、シーズンを通して競争力を持てるはずだ」
一方チームメイトのペドロサは、アルゼンチンGPで負った手首の骨折や、スペインGPで”三つ巴クラッシュ”に巻き込まれバイクから落ちて臀部が腫れ上がってしまったことなどにも悩まされ、初日は8番手だった。彼もマルケスの主張に同意しており、この日使用したフェアリングはこの手のトラックに合っていると述べた。
「今日はこのフェアリングを使って、ウィリーが大幅に減ったんだ。ここのトラックではアドバンテージになる」
「こういうトラックにはとても適しているようだ」
「コーナーの出口でウィリーの症状が出ているとそれほど戦えないけれど、ストレートではより落ち着いていられる。でもこういうことは初めてだから、もっと作業が必要だ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
【MotoGP】マルケスのホンダ離脱がヤマハを「目覚めさせた」クアルタラロの2年契約延長にもプラス作用
オコン「パフォーマンスの面でわずかに進歩。大急ぎでアップグレードを用意したチームに感謝」:アルピーヌ F1第5戦決勝
【角田裕毅F1第5戦分析】問題を抱えながらも最後列スタートを選択。リタイアに終わるも一段と成長した振る舞いを見せる
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?