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ラトバラ「岩に乗った途端足回りが壊れた」/WRCポルトガル デイ2ドライバーコメント

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ラトバラ「岩に乗った途端足回りが壊れた」/WRCポルトガル デイ2ドライバーコメント

 WRC世界ラリー選手権第6戦ポルトガルは5月18日、デイ2のSS2~9が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)やセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)といった有力選手が次々と戦線離脱するなか、ランキング2番手のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)が総合首位に浮上した。トヨタはエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合5番手となっている。

■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ1リタイア
「ほんの2、3センチほど深く右手のコーナーに侵入してしまった。土手があったから、少しタッチしても大丈夫かと思ったけれど、残念ながらそこには小さな根か切り株、とにかく何かがあったんだ」

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「サスペンションへの衝撃は些細なものだったように感じたけれど、それを故障させるには十分だったようだ。次のコーナーでブレーキをかけたとき何も反応がなく、ターンできずに林に激突してしまった。これは僕のミスで、土手にタッチするべきではなかったんだ。あの2、3センチの代償はあまりにも大きかったよ」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合2番手
「1日の終わりにこのポジションにいるのはいいね。全体的にドライビングはかなりよかったと思うけれど、まだ改善できるところがある。明日はそこに取り組むつもりだ。ベストリザルトを出せるよう引き続き頑張るよ!」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合4番手
「ペースには満足できている。特に、かなりいいタイムが出せた午後の走行(SS6)がよかったね!」

「反対に午前のSS4はちょっと期待外れだったよ。少し慎重になりすぎて、かなりタイムロスしてしまった。おかげで、いつでも全力を尽くさなければならないと学んだ。それがぼくらの明日のプランだ」

■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1リタイア
「残念ながらふたつの結果に分かれてしまった1日だった。午前中はそれなりに調子が良く、ステージごとにより落ち着いていられるように感じていた。マシンの感触も良かったし、午後の走行が期待できそうだった」

「しかし、カミニャの2回目の走行となるSS6の途中で、僕たちはパワーステアリングを失ってしまった。ステージの最後までやり抜くのに大変な戦いをしなければならなかったんだ」

「チームのリモートサポートで、問題を解決しようとした。解決策は見つからなかったけれど、SS7をスタートすることはできた。しかし、ステージの終わりに近づくにつれて、エンジンの感じがおかしくなっていたそれにフロントガラスにオイルが付いているのに気づいたから、マシンを止めないわけにいかなかったんだ」

「チームは今、土曜にラリー2規定のもとレースに復帰できるかどうか調べているところだ。うまくいっていたしマシンは完璧だったから、とてもがっかりしている」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合番手
「全体として今日はとても満足している。ステージからステージへマシンに改善を加えていったし、トラブルを避けることができていた。午後の走行はタイヤ選択が複雑で、そこで勝負が決まったね」

「僕たちは6本のソフトタイヤに決めたが、後で考えるとベストな選択ではなかったかもしれない。でも結局はクレバーに、とても調子よく走行することができた。コンディションはとても過酷だったが、落ち着いていたし、できる限り激しくプッシュしていった」

「続けて4つのステージ優勝を獲得し、ストリートステージでのパフォーマンスでは十分なリードを広げることができた。でも、まだこのラリーは始まったばかりだし、今日見て分かったとおり、自己満足に浸るようなことは到底できないよ」

●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1リタイア
「今日は調子が良かったよ。自分たちのドライビングができていたし、計画通りに進んでいた。誰にとっても困難な1日だった。正しいタイヤ選択をするのが難しかったしね」

「でも、もちろんすぐにペースを戻せたからよかったよ。SS7のスタート近くで、コーナーの内側に大きな岩があった。ちょうど隠れていたんだ。コーナーに向かってそれを避けようと操作したが、スピードが速すぎてマシンは大回りしてしまった」

「問題は、コーナー出口のところに大きな溝があったことで、そこでマシンは一瞬にして止められてしまったんだ。良い結果が期待できていたのに、チームにすまなく思っている。3年連続でこのステージは牙を剥いてきたね」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合3番手
「厳しい1日だったが、総合ではトップ3位内に入れて嬉しい。それにまだ表彰台圏内にいるしね。まだ先は長いが、すでに多くのアクシデントが起きている。慎重に午前中の走行を始めたが、ポンテ・デ・リマでの1回目の走行では自信を持つことができ、ステージ優勝を飾ることができた」

「午後はソフトタイヤで走行することに決めたけど、結局それは最良の選択にはならなかった。ステージは予想以上に荒れていて、タイヤの磨耗が酷く、プッシュしていくことができなかったんだ」

「僕たちは状況をそれなりにうまく切り抜けることができた。ポルトのストリートステージでの2度の走行はうまくいき、1日をポジティブに終えることができたよ。土曜日はもっとスムーズに行くよう願っているよ!」

■シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)/デイ1総合7番手
「僕たちにとって難しい1日だった。スタートはとても順調だった。走行中の感触も良く、僕たちは首位に立っていた。ところが午後に2回のパンクに見舞われた」

「どこでパンクしたのか分からない。そこから突然いろいろなことが困難になっていったんだ。ルールではロードセクションをホイールリムで走ってはいけないことになっている。ルール違反をしないように、ふたつのタイヤがパンクしたままの状態で、最善を尽くして切り抜けなければならなかった」

「明日のステージの出走順は2番手で、週末のほとんどで掃除役をやることになるだろう。不利になることは間違いない。でも僕が最後まで全力を尽くして戦うことを期待していいよ」

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ1総合8番手
「不満の残る1日だった。午後にはまた自分たちの調子を取り戻していた。パンクさえなければ今晩はラリーで首位に立っていた可能性があったんだ。明日の出走順は1番だから、ダメージを最小限に抑えるために精一杯努力するよ」

●マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)/デイ1総合6番手
「午前中はセットアップにミスがあったので、良かったり悪かったりだったけど、午後は楽しむことができたよ。マシンはサービスでチームが変更を加えた後は、ドライブするのに完璧だった」

「(ヘイデン・)パッドンが事故を起こしたところで、何か手助けできないか確認するためにマシンを止めた。だから僕たちはこの日の最長ステージを戦っていないんだ」

「でもそのときは大して重要なことではなかった。このコンディションは、ギリシャでのアクロポリス・ラリーを思い出させる。今日のコースはとても荒れていたけど、区間の最後までやり遂げたし、残りのラリーではもっと調子を上げていくつもりだよ」

■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1リタイア
「最初のSSは少し慎重に走り過ぎたので、次のSSでは最初から攻めていった。5km程走ったところの左、右と連続するコーナーの途中にペースノートにも記していた岩があり、それを意図的に乗り越えたのだけど、途端に右フロントサスペンションが壊れ、止まらざるを得なかった」

「チームは一生懸命クルマを修復してくれたので、明日も戦い続けることができそうだ。僕としてはラリーを続けることに高いモチベーションを感じている。クルマのフィーリングはとても良く、運転を楽しんでいるので、今すぐにでもドライブしたい気分だよ!」

●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/リタイア
「今朝は本当に残念なことが起きてしまった。最初のSSを走り出してすぐに、多くの岩が転がっている路面に遭遇したんだ。一体どこから出てきたのか分からないが、ひとつやふたつではなく、4つか5つぐらい岩があり、避けることができなかった」

「その結果、ラジエターに岩が当たってダメージを受け、エンジンに問題が生じたためすぐに停止したのだけど、このラリーでの修復は不可能な状態だったよ。僕たちとっては、かなり大きな痛手だ」

「今回は良いポジションで戦いに臨むことができ、前戦アルゼンチンと同様にとても良いフィーリングをクルマに感じていた」

「選手権争いにとっては大きなマイナスだけど、本当にすべてが終わるまではチャンスがあるので、これからも戦い続けるよ。我々にはパフォーマンスがあるので、次戦サルディニアでは優勝争いに加わることが目標だ」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合5番手
「午前中はあまり自信を持って走ることができず、ベストな状態ではなかった。クルマ自体は良かったのですが、横方向のグリップが十分に感じられず、思うように攻めることができなかったんだ」

「午後のステージは、自分のこれまでのキャリアの中でもっとも荒れた路面コンディションで、非常に多くの岩が転がっていたよ。しかし、日中のサービスでクルマに多くの変更を施したところ、それが奏功し午後の最初のSSではすぐにその効果が出てきた」

「その後ダンパーに小さな問題が起こり、それをいなしながら最後まで走ったけれど、それでもタイムは思ったよりも悪くなかった。だから明日は順位をさらに上げられるように頑張りたいと思うよ!」

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