今週末、鈴鹿サーキットで開幕する2018スーパーGT第3戦。事前のテストから好調な走りを見せていた#100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴は、勝敗を左右する一番の鍵は“当日のコンディションに合ったタイヤを用意できているか”にかかると語った。
今シーズン、元F1王者のジェンソン・バトンが加入し注目を集めている#100 RAYBRIG NSX-GT。開幕戦の岡山では2位表彰台を獲得。その後に行われた鈴鹿公式テストでは2日連続でトップタイムを記録した。
ランキング5位で鈴鹿に臨むLEON。蒲生尚弥「300kmになっても戦い方は変わらない」/スーパーGT第3戦鈴鹿
まだGT500の経験が浅いバトンも開幕前から「鈴鹿でのレースは自信がある」と力強くコメント。今週末もパドックでは「100号車が本命なのではないか」という声がちらほら聞こえてきた。
今週末の展望について山本に訊くと、テストは確かに好調だったが、今週末はコンディションがまた違うため、テスト同様にうまくはいかないだろうと冷静だった。
「(今週末も)テスト通りの結果になってくれたらいいなとは思いますが、その時とは気温も若干違いますし、今回の気温にあったタイヤを持ち込めているのか、周りのチームとタイヤメーカーがそれを上回る物を持ち込んでいたら、前回のテストのようには行かないかもしれません」
「いつも(他のレース)と一緒ですけど、明日朝の公式練習での走り出しで大体の雰囲気が分かるのではないかなと思います」
冷静なコメントになる理由の一つとして、マシンバランスに関しては自信はあるが、それを100%発揮するためにも、コンディションに合ったタイヤを持ち込めているかが重要なポイントになるという。
「特に今年の100号車に関しては、どのコースに行っても大きくバランスが崩れることがないので、そこが一番の強みに感じているし、鈴鹿もいいパフォーマンスが発揮できるのではないかなと思います」
「タイヤに関しては今年2戦が終わった段階で、開幕戦は周りが苦戦している中でホンダ勢としてはドンピシャのレンジのタイヤを持ち込めました。でも富士ではライバルの方がレンジに合ったタイヤを持ち込んでいたので、そういう意味では今回もそこ(タイヤのレンジ)が勝敗を決める割合をたくさん占めていると思います」
今シーズンもブリヂストン、ミシュラン、ヨコハマ、ダンロップの4社が混在しているGT500クラス。そのタイヤ戦争は年々激化しており、気温や路面温度が2~3度変わるだけでタイヤのグリップ力などにも影響が出てしまうシビアなものになっている。
その点、#100 RAYBRIG NSX-GTとしては開幕戦ではコンディションとタイヤがうまくマッチしたが、逆に第2戦富士では苦戦する要因の一つになってしまった。彼らが選んだタイヤが今週末の気温と路面温度にマッチしていれば、優勝の可能性も高くなってきそうだ。
昨年の鈴鹿ラウンドでは、終盤に怒涛の追い上げをみせたが3位表彰台で悔し涙を流した山本。今週末はそのリベンジも果たしたいところだが、「得意の鈴鹿でもあるし、勝てるチャンスのあるレースの一つなので、しっかり勝ちを狙って土曜日から組み立てていきたいです」と、終始冷静に今週末に迫った戦いを見据えていた。
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