DTMドイツツーリングカー選手権がホッケンハイムで開幕。5月5日に行われた第1戦は、“ラストイヤー”に挑むメルセデスのゲイリー・パフェットがポール・トゥ・ウインでオープニングレースを勝利した。
アウディ、メルセデス、BMWのドイツメーカーがしのぎを削るDTM。メルセデスが今シーズン限りでの撤退を表明し、3メーカーで争う最後のシーズンがホッケンハイムで幕を開けた。
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ポールポジションを獲得したのはメルセデスのゲイリー・パフェット。2016年のモスクワ戦以来となる通算13回目のポールだ。
「とてもハッピーだね。走る前は自分たちがどのポジションにいるのかわからなかった。今日はクルマがとても良かったし、運転するのがとても簡単だったよ。良いアタックができたね。少しミスしたけど、十分だった」とパフェット。
マルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)が0.199秒差で2番手。プラクティスでトップだったティモ・グロック(BMW M4 DTM)が3番手に入った。F1から復帰したパスカル・ウェーレイン(メルセデスAMG C63 DTM)は予選5番手。アウディ勢は苦戦し、昨年の王者レネ・ラストの9番手が予選最上位となった。
晴天の中、13時30分に55分+1周で争われる開幕戦のスタートが切られる。好スタートを見せたパフェットはトップで1コーナーへ。
4番手スタートのルーカス・アウアー(メルセデスAMG C63 DTM)はウェーレインに並ばれるも4番手をキープすると、オープニングラップで前のグロックをオーバーテイク。さらに、次の周にはヘアピンでウィットマンを料理し2番手に浮上する。
アウアーの勢いは止まらずパフェットに襲い掛かり、DRSを活用してヘアピンでインを差しトップを奪う。4番手のグロックも後ろでウィットマンをオーバーテイクし3番手を取り戻した。
20分が経過した12周目、グロックとウィットマンがピットイン。パフェットは15周目終わりでアウアーより先にピットに向かう。その翌周にアウアーがピットイン。パフェットの前でコースに復帰するも、タイヤが温まったパフェットが難なくオーバーテイク。
グロックにも並ばれ激しいアタックを受けるアウアーだったが、インを譲らずポジションを死守する。
ウィットマン、ウェーレイン、そしてアウディのマイク・ロッケンフェラーが3メーカーによる激しい4番手争いを繰り広げるなか、23周目終わりでニコ・ミュラー(アウディRS5 DTM)が最後にピットイン。全車がピットを終え、パフェットがトップに復帰し、アウアー、グロックと続く。
トップ3台は抜け出すも、4番手からは僅差の争いに。26周目にエドアルド・モルタラ(メルセデスAMG C63 AMG)がヘアピンでブルーノ・シュペングラー(BMW M4 DTM)をオーバテイク。さらにロッケンフェラーのミスを見逃さず6番手に。
勢いに乗るモルタラは、残していたDRSをうまく活用しウィットマンを攻略。31周目にはヘアピンでウェーレインを交わし4番手を手に入れた。
アウアーに約2秒のリードを保ちながら55分を迎えたパフェット。そのままトップでチェッカーを受け、開幕戦ホッケンハイムを勝利。2013年ラウジッツリンク戦以来となる通算21勝目を挙げた。
2位にはアウアーが入りメルセデスがワン・ツー。3位にグロックが入り、終盤オーバーテイクショーを見せたモルタラが4位。アウディのトップは9位にラストが最上位となった。
「長い間勝てなかったので、この勝利は本当に特別なひとつだよ。早めのピットストップが成功のカギだった。クルマは本当に素晴らしかったよ」とパフェット。
2位のアウアーは、「ピットストップ前にはゲイリー(パフェット)の前に居たのに、抜かれてしまって残念だ。日曜日のレースでは彼を打ち負かしたいね」とコメントしている。
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