フォーミュラE第8戦パリePrixの決勝レースが行われ、テチータのジャン-エリック・ベルニュが優勝を果たした。
フランスの首都、パリの街中で行われたフォーミュラE第8戦パリePrix。ポールポジションスタートのジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)が好スタートを決めてホールショットを決めると、3番グリッドのアンドレ・ロッテラー(テチータ)が2番手スタートのサム・バード(DSヴァージン)に並びかけるも、順位はそのままだった。
フォーミュラEパリ予選:ベルニュ、今季4度目ポール獲得。ロッテラーが3番手に続く
後方では、NIOのマー・チン・ホワがスタートできず。また、ミッチ・エバンス(ジャガー)とトム・ブロンクヴィスト(アンドレッティ)がマシンにダメージを負い、すぐにピットインした。チン・ホワのマシンを回収するため、すぐにフルコースイエローコーションが宣言された。ニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)も、完全にリヤウイングを脱落させている。
レースが再開されると、ベルニュ、バード、ロッテラーの上位3台が後続を引き離していく。
8周目、ダニエル・アプト(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)がフェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)を華麗にオーバーテイク。9番手に上がる。さらにその後、ホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)をも交わして8番手に上昇する。
9周目、今回のファンブースト獲得ドライバーが発表。セバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)、アプト、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)の3人に、エクストラパワーが与えられることとなった。
なお12周目、プロストにはオレンジディスクフラッグが提示。マシンを修復するよう指示が出される。
オーバーテイクを繰り返しているアプトだが、その勢いは止まらず、オリバー・ターベイ(NIO)も交わして7番手となった。
上位3台は1パックのままレース中盤へ。各車の間隔が0.5秒程度のまま、マシン乗り換えのタイミングが近づいていく。いずれも電池残量は同等。しかし5番手のディ・グラッシと6番手のブエミは、他より6%程度多いエネルギーを残している。
23周を走り終えた段階で、上位3台がピットイン。ディ・グラッシとブエミ、アプトら全7台が、ピットインを遅らせる決断。ディ・グラッシとブエミは、25周を終えたところでピットインした。エドアルド・モルタラ(ベンチュリ)は、27周目までピットインを遅らせている。
一連のピットストップの結果、ベルニュ、バード、ロッテラーの順は変わらず。ただ、コース復帰後は3台の間隔がバラけるような格好となった。ディ・グラッシが4番手、以下マーロ・エンゲル(ベンチュリ)、ブエミ、アプト、ターベイというトップ8となった。
ただ、ターベイのペースが上がらず、ローゼンクヴィストにオーバーテイクを許してしまった。
一時はバラけたトップ3台だが、バードのペースが次第に衰えを見せ、ロッテラーが直後に迫ってくる。また、4番手のディ・グラッシもこのふたりに迫ってきた。
35周目、ロッテラーがバードをオーバーテイク。若干の接触はあったものの、これでテチータ勢が1-2体制を築いた。またその直後にはディ・グラッシもバードを抜いて3番手に上がった。抜かれたバードは、ズルズルとディ・グラッシに引き離されてしまう。
バードを攻略したロッテラーとディ・グラッシのペースは優れており、先頭を行くベルニュとの差を縮めていく。
44周目、アプトがファンブーストを使い、ブエミをオーバーテイク! ブエミもファンブーストを持っていたが、うまく活かすことができなかった。
46周目、ロッテラーのペースが衰えた間に、ディ・グラッシが迫る。一瞬サイド・バイ・サイドになるが、ロッテラーはなんとかこれをしのいだ。
結局、ベルニュが49周を逃げ切ってトップチェッカー。今季3勝目を挙げ、ランキングトップの座をさらに堅実なモノとした。
2位でフィニッシュしたのはディ・グラッシ。ロッテラーはエネルギー残量が足りずに最終ラップでペースダウンを強いられ、そこにバードが追突! バードは右フロントサスペンションを大破させながらも、3位でチェッカーを受けた。以下エンゲル、ブエミの順でチェッカーを受け、バードの追突によりリヤを壊したロッテラーは、6位でフィニッシュした。
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