共通エアロキットが導入された今シーズンのインディカー・シリーズ。開幕から4レースを終えて、コース上で起こったオーバーテイクの数は999回を数え、昨年と比べて110%増加したようだ。
インディカーでは、昨年までエンジンマニュファクチャラーであるホンダとシボレーがそれぞれ開発したエアロキットが使用されていたが、今シーズンからは新たに共通エアロキットが使用されている。
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その主な目的のひとつが、ウイングなどの空力的な付加物により発生するダウンフォースを減らし、マシン底面で発生するダウンフォースの割合を高くすることで、マシン後方の乱流を減らすことだった。
これにより各マシンが近づきやすくなり、レースが面白くなることが期待されていたのだ。
今季これまでロードコースで2度、ショートオーバルとストリートコースで1度ずつレースが行われた。シリーズ側はコース上での追い抜きが現時点で計999回行われたと発表。この中には、1周目の順位変動や周回遅れの追い抜きなどはカウントされていない。
2017年は最初の4戦を終えてこの数字が合計で475回であったことから、2倍以上に増加していることになる。
昨シーズンのチャンピオンで現在ポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)に、新しいエアロキットを搭載したマシンはその目的を達成できたかと問うと、彼は次のように答えた。
「ああ、そう思う」
「最後のテストの場はインディアナポリスになると思う。それ(インディ500)は僕たちにとって最大のイベントであり、誰もがそこで最高の結果を残したいと思っているイベントだ。だけど、みんな知っている通り、マシンはどこでも良く機能している」
「歴史的に、フェニックスはインディカーにとって厳しいレースだった。追い抜きが難しいからね。トラックレイアウトそのものも、レースで多くの追い抜きを生むようなものではない。だけど、今年のショーはかなり改善されたと僕は思う」
「確かに完璧ではなかったかもしれないし、もっと良くできたかもしれない。でも、ショーはかなり改善されたんだ」
「ストリートコースについては、開幕戦のセントピーターズバーグやロングビーチを、誰もが素晴らしいレースだったと記憶していると思う。それからバーバーも、ストリートコースによく似た結果だったはずだ。僕たちは、これからもそれを続けていけると期待している」
また、新しいマシンはごまかしが効かず、ミスをしたドライバーはこれまでより大きな代償を支払うこととなる。ニューガーデンは、それもシリーズにとっては良いことだと主張した。
「ミスをするドライバーが増えるということは良いことだ。それはマシンをドライブするのが難しいということを示している」
「今年は新しいマシンが導入されて最初の年だ。僕たちはまだ、それを機能させる方法を解明しようとしている」
「これまで3年間で慣れてきたもの(マニュファクチャラーのエアロキット)よりも、多くの動きがある」
「これまでよりもドライバーのインプットが重要になるし、トラックで何をやっているかを理解している必要があるんだ」
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