4月21~22日、イタリアのモンツァでランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパの第1ラウンドが行われ、レース1で笠井崇志/フィリップ・ウラジック組46号車が総合4位でフィニッシュ。プロ-アマクラスの優勝を飾る幸先の良いスタートを切った。
三重県出身の笠井はレーシングカートからイタリアのFIA-F4等を経て、スポーツカーレース参戦を志しイタリアGTを戦ってきたが、昨年までライバルだったビンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)のラブコールを受け、今季から移籍。ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパに参戦することになった。
笠井崇志、2018年はVSRに移籍しスーパートロフェオに参戦へ
開幕戦の舞台となったのは、ブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップ第1戦の舞台となったイタリアのモンツァ。このレースには、合計で48台ものランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ・エヴォが揃った。プロ-アマも非常に台数が多く、激戦のレースだ。
そんな開幕戦の予選では、まずはチームメイトのウラジックが総合6番手/クラス3番手という好位置を獲得する。ただ、笠井は初めてのスーパートロフェオの予選、そして多くの台数によるトラフィックもありクリアラップをうまくとれず、総合17番手/クラス7番手で予選を終えた。
ただ、4月21日のレース1では笠井/ウラジック組が魅せた。混戦のなかでウラジックはスタートからポジションをキープすると、レースの中盤でピットインし、笠井に交代する。7番手でコースに復帰した笠井は、好ペースで追い上げをみせて総合4位でフィニッシュ! プロ-アマクラス優勝という結果を残し、表彰台の頂点に立ってみせた。
22日のレース2では、笠井がスタートを担当。前日同様混戦のなかで少しずつ順位を上げると、総合14番手までポジションアップ。ピットウインドウオープン直前にはクラッシュが起きセーフティカーが入るが、ここでVSRは好判断。笠井はすぐにピットに入り、ウラジックに交代すると11番手までポジションを上げることに成功する。
後半を担当したウラジックも、激しいプッシュをみせ2台をオーバーテイクし、笠井/ウラジック組は総合9位/クラス4位でチェッカーを受けた。表彰台獲得こそならなかったものの、優勝/4位という結果で、笠井/ウラジック組は第1ラウンドを終えランキング首位に立った。
次戦は5月19~20日に、イギリスのシルバーストンに舞台を移して開催される。笠井組の今季の活躍に大いに期待したい開幕戦モンツァとなった。
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