フェラーリのセバスチャン・ベッテルが使うステアリングホイールには、これまでには見られなかった”第3”のパドルが取り付けられているということが、最近発覚した。その効能について様々な推測がなされており、フェラーリは現在、F1における新しい”技術的疑惑”の中心にいる。
このパドルは、キミ・ライコネンのステアリングには搭載されておらず、目下のところベッテルのみが使用している。この効果は何なのか? 一説によれば、このパドルを操作することで、マシンの何らかのパフォーマンスを向上させる”巧妙な方法”を、チームが見つけたのではないかという。
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フェラーリはこのパドルの存在をひた隠しにしてきた。しかしながらベッテルがバーレーンGPでポールポジションを獲った際、インタビューを受けるためにグリッドにマシンを止めた時にこれが発覚した。
この”秘密のパドル”は、ステアリングホイールの右手側、クラッチとギヤシフトパドルの上に位置している。
フェラーリはこのパドルについて、無言を貫いている。しかしながらその一方で、スロットルをオフにした際にエンジンのエキゾーストをコントロールするため、マップ設定を変更しているのではないかとの噂については明確に否定している。
かつて”エキゾーストブロー”と呼ばれ、スロットルをオフにした際にも排気ガスを吹き出し続けることで、ダウンフォースを安定して生み出そうという技術が、盛んに使われたことがあったが、現在はこれが禁止されている。しかしFIAは今シーズンの開幕前に、同様のシステムを使うことに対して、厳しく取り締まることを、各チームに対して通達している。
論争の発端となったのは、ルノーR.S.18のリヤウイングだ。同チームはエキゾーストをレギュレーションで許されている範囲内で上方に傾け、リヤウイングに当てようとしたのだ。これについて合法か非合法かという議論になった際、FIAのレーシングディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、次のように語った。
「彼らは、エンジンを偽りのモード、あるいは正常では無いモードで働かすようなことはしていないと、我々は確信している。そのため、何の問題もない」
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