2018シーズンのスーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿。今回、場内解説を担当する鈴木亜久里氏は、モータースポーツの魅力をファンに伝えていきたいと語り、また福住仁嶺(TEAM MUGEN)についてマシンを速く走らせるセンスを持っていると評した。
4月21日(土)、予選に先立ちスーパーフォーミュラを運営するJRP(日本レースプロモーション)のサタデーミーティングが行なわれ、JRPの代表取締役社長である倉下明氏から今季のBSフジの放送について紹介があり、鈴木亜久里氏が登壇した。
スーパーフォーミュラ初戦で僅差の予選2番手。福住仁嶺「正直悔しい」
F1やフォーミュラEの解説を担当したことはあるものの、解説自体は久々だという鈴木氏。何をしゃべれるかはわからないと話しながらも、ヨーロッパのシリーズとの比較を交えながら、分かりやすく伝えていきたいと意気込みを語った。
「1レースでふたつのタイヤを使うということで、ルール的にもヨーロッパのF2と近いところもありますし、違うところもあります。その辺の話も含めてお話をしていきたいなと思います」
「今のスーパーフォーミュラ自体のパフォーマンスについてみれば、僕らが乗っていた時のF1よりもはるかに高いパフォーマンスのクルマになってきて、すごい速いです。レースも面白いと思うし、作戦もそうです。解説としてモータースポーツが好きな人たちに(その魅力を)伝えていければと思います」
今季のスーパーフォーミュラの大きなトピックスのひとつが、3年間海外で武者修行を積んだ松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、福住仁嶺(TEAM MUGEN)の参戦だ。福住は今年、FIA F2選手権にも並行してエントリーをしている。
鈴木氏はこれまでホンダのドライバー育成プログラム、HFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)のアドバイザーとしてこのふたりの成長を見届けてきた。
「今年は福住や松下といったヨーロッパに行っている若い選手たちが、日本のスーパーフォーミュラで戦うということで、現場でその成長を見てみたいと思っていました」
教え子たちについてそう語った鈴木氏。福住について質問が飛ぶと、マシンを速く走らせるというセンスを持っていると評価した。
「基本的に、クルマを無理なく速く走らせるというセンスはすごくあります。でもまだ経験が足りない。今はすごくコンピューター技術が進化していて、それを利用してセットアップしていく。その中でも、ドライバーのコメントやフィーリングといったフィードバックがまだ少ないかなと思います」
「でもキャラクター的にもみんなに好かれるし、ヨーロッパでも友達を作るのが早い。経験を積んで、取りこぼしなく戦っていけば上に上がっても問題なく走れるドライバーになると思います」
その言葉通り、福住はその後の予選で速さを発揮し2番手を獲得。一方、松下も予選Q1では周囲を驚かせる圧巻の走りを披露した。Q2では赤旗の影響もあり12番手となってしまったが、決勝に向け気合十分。鈴木氏の解説と合わせ、彼らの活躍にも期待だ。
なお鈴木氏の場内解説は、BSフジのスーパーフォーミュラ開幕戦放送でも楽しめる。放送時間は22日(日)18時からとなっている。
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