リバティ・メディアとFIAは、今月初めのバーレーンGPの際、各チームに対して2021年以降の新レギュレーションの草案を提示した。これには、コスト上限策と分配金算出方法の変更などが含まれている。
2013年以降、勝利を挙げたチームはメルセデス、フェラーリ、レッドブルの3つに限られている。その一方で、昨年コンストラクターズランキング4位となったフォースインディアは、1度の表彰台も獲得できなかった。
2021年以降のF1エンジンレギュレーション、今年5月までに合意へ?
つまり現在のF1は、トップ3チームとそれ以外のチーム間の格差が著しい。これについてフォースインディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、2021年からの新レギュレーションでは「F1にあるふたつの”層”を取り除くべき」と語った。
「このふたつの層は、予算の違いによるモノだ」
そうサフナウアーは語る。
「我々を制限するのは、最適なモノを作り出すために必要な実験をするための予算である」
「即座に対策パーツを作り出す予算がない場合は、改善策を見つけた時からマシンに投入するまでに時間がかかってしまうということになる」
「もし資金があれば、明日にでもパーツを用意することができるだろう。そのパーツを提供してくれる巨大なサプライヤーと契約するか、工作機器を購入して自分たちで作ることになる」
「コスト上限が設定され、すべてのチームが同じ予算を使うことになれば、すべての差は縮まるはずだ」
一方でメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、提案された1億5000万ドル(約160億円)という年間予算の制限額は、トップチームにとって達成することは難しいと語っている。メルセデスやフェラーリ、そしてレッドブルは、この倍以上の金額を2017年に支出しているからだ。
しかしこれに対してサフナウアーは、フォースインディアは1億5000万ドル以下の年間予算で2年連続のコンストラクターズランキング4位を獲得したと主張する。
「彼らが提案した数字は分かりやすいと思う」
そうサフナウアーは語った。
「我々は過去2年にわたってランキング4位だった。しかし我々が使った予算は、目標として提案された金額よりも大幅に低いものだった」
「妥協しなければならない。正しい妥協点とは、誰もが同じように幸せか、もしくは誰もが同じように不幸せなモノだと思う」
「我々にとっては、予算制限額が低ければ低いほどいい。しかしそれでは、他のチームにとっては不公平だろう」
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