レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが起こすミスを見ていると、かつてセバスチャン・ベッテルがレッドブルで初めてレースした頃のことを思い出させると語った。
バーレーンGPでメルセデスのルイス・ハミルトンとクラッシュしてから1週間後、フェルスタッペンは中国GP終盤でベッテルと激しいバトルをし、結果ベッテルをスピンに追いやるインシデントを起こした。
メルセデス、”順位落とす可能性”を考慮しハミルトンをピットに入れず
2009年にレッドブルF1チームに昇格し、それから4度のF1タイトルを獲得したベッテル。しかし彼が初のF1チャンピオンとなったシーズンの序盤には、いくつか目立つミスが発生していた。
2010年にベッテルは、トルコGPでチームメイトのマーク・ウェバー、ベルギーGPでマクラーレンのジェンソン・バトンと絡むインシデントを起こしている。ホーナーはレッドブルで2年目を迎えたフェルスタッペンに対し、ベッテルと同じように学習していると感じるようだ。
「確かに彼はいくつかのミスを起こしている。私はセバスチャンも同じような状況にいたことを覚えている。彼(ベッテル)がミスを犯すことは珍しいことではなかった」
「マックスは多くのことを学んでいると思う。今後のレースでは、その反省を活かすことができるだろう」
「彼に才能があることは明らかなことであり、彼が持つ勇気とレースに対する本能を疑うことはない。今の彼は忍耐力がないのだ。それをミスから学ぶと私は確信している」
バーレーンGPでハミルトンと起こしたインシデントについて、フェルスタッペンとハミルトンは意見を衝突させたが、今回の中国GPではフェルスタッペンがレース終了直後に自分に非があったことを認め、ベッテルに直接謝罪した。ベッテルはそのフェルスタッペンのアプローチを称えた。
「レース後に話しただけで、彼は自分の非を認め、セバスチャンに謝罪しに行った。彼はマシンから降りてすぐにその行動をとった」とホーナーは語った。
「レース後、私も同じようにセバスチャンに話しかけ、彼がマックスの謝罪を受け入れたことを知った」
フェルスタッペンのチームメイトであるダニエル・リカルドは、セーフティカー中にタイヤ交換を行なったことも奏功し、6番手から順位を上げて優勝することができた。
リカルドはフェルスタッペンがミスを犯した時も彼の背後で走っていたが、フェルスタッペンがハミルトンをかわそうとしてコースオフした際、ポジションを上げた。
「マックスはグリップでのアドバンテージを持っていて、良いドライブをしていた。それを理解した彼はルイスを交わそうと決めたのだ。ルイスはそのコーナーで順位を明け渡すことはなかった」
「彼(ハミルトン)はブレーキングエリアにおいて、ダニエルに対し、余地を残していた。しかしダニエルはマックスが交そうとしていたところとは全く別のタイミングを伺っていた」
ホーナーは、フェルスタッペンにとってはリカルドが、今後経験を積んでいく中での良い目標になると語った。
「ダニエルは非常に対応力のあるドライバーだ。彼は間違いなくF1でのトップ争いをしているし、ここ数年はそのような戦いをしていると思う」
「彼は経験とレースペースのバランスが取れている。F1の中で最も優れたドライバーであり、彼の判断能力は完璧なものだ」
「彼は、若くフレッシュで経験を積んでいるマックスの今のキャリアとは別の次元のところにいると強く感じている」
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