ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、今季ルノーが投入する予定のアップグレードには、ルノーと他のチームとのギャップを埋め、さらにそれを超える価値があると語った。
2014年にV6のハイブリッドエンジンが導入されて以降、ルノーはPUサプライヤーの序列において3番手につけている。
トロロッソ・ホンダ、大失速の原因は? ガスリー「詳細な分析が必要」/F1中国GP
彼らは今年、自社のワークスチーム、レッドブル、そしてマクラーレンの3チームにPUを供給している。そして開幕2戦でPUの信頼性の確認を行い、先週末の中国GPではこれまでよりも出力の高いモードをより長時間使うことができるようになった。
アビテブールは、高出力モードの解放によって予選では”0.1秒以上”稼ぐことができたと考えているが、この開発には”0.5秒以上”の価値があるはずだと語った。
「我々はシーズン中に相当な量の開発を行っている」
「私としては、(チームが行っている開発は)少なくとも、他チームとのギャップを超えるものだと考えている」
「だがもちろん、トップチームやトップのサプライヤーは立ち止まって我々を持ってはくれない」
アビテブールは、ルノーがいつパフォーマンスのアップグレードを投入するかについては明らかにしなかった。しかしエンジンについては、”スペインGP以降は多数のものを投入”する予定であること、シーズン後半までハードウェアの大きな改善はないということを明かした。
今年のアップグレードスケジュールには、昨年多数のトラブルを抱えていたMGU-Kも含まれているという。
上海では、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツJr.は2基目のMGU-Hを投入していたが、これはパフォーマンス改善を求めたものではなかった。
「エンジンの運用について、いくつか改善を施している。その多くは予選のためのものだ」
「たくさんのものが良くなるだろう。そしてその次は、ハードウェアのアップグレードだ」
「2基目のPUを投入するまでは(ハードウェアの改善を)行うつもりはない。そしてそれ(2基目の投入)はできるだけ遅くなることを願っている」
アビテブールは、中国GPのFP3でレッドブルのダニエル・リカルドに起きたターボチャージャーのトラブルの原因が究明できなければ、開発計画の遂行は成功しないだろうと話した。
リカルドはバーレーンでエナジーストアのトラブルに見舞われ、それに続いてターボチャージャーのトラブルに見舞われてしまった。
ルノーはすでに中国GPの週末にトラブルの原因と考えられる要素を掴んでいる。なお開幕前の合同テストでは、マクラーレンが”似たようなトラブル”に見舞われていたと彼は述べた。
レースでのエンジンパフォーマンスの向上は、レッドブルがメルセデスやフェラーリとタイトル争いを行う上で重要なものになる。しかしその一方で、予選で大きく遅れを取っている現状にも取り組まなければならないということをルノーは承知している。
「遅れを取り戻すために、我々はすべての可能な手段を調べている」と彼は語った。
「最初にやるべきことは、何が重要なのかを見つけることだ」
「(中国GPの)予選でのギャップは以前ほど大きくなかった。しかしそれでは不十分で、もっと(改善が)必要なのだ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?