フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、中国GPの決勝レース中に接触してきたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がレース終了直後に謝罪に訪れたことを評価していると語った。
ポールポジションからレースをスタートしたベッテルは、ピットストップの際に2番手にポジションを落としてしまう。
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さらにレース中盤に出動したセーフティカーの際にタイヤを交換したレッドブル勢に追い立てられ、ダニエル・リカルドに先行を許してしまった。
すると残り13周、バックストレートエンドのヘアピンでインサイドに飛び込んできたフェルスタッペンとベッテルは接触。両者はスピンを喫してしまい、最終的にフェルスタッペンが5位、ベッテルは8位フィニッシュとなった。
このインシデントで10秒のタイムペナルティを受けたフェルスタッペンは、接触の全責任を認め、レース終了直後にベッテルの元に謝罪に訪れたという。
「レースの後、彼はまっすぐ僕のところに来た」とベッテルは話した。
「あれが自分のミスだと、彼は気づいていた」
「僕は彼に言ったんだ。”見てみろ、レースは長いんだ。君はポディウムを自分で手放したんだ”ってね。彼が走り続けられたのはただのラッキーだった。僕も同じくラッキーだったけど、不必要な接触だった」
「彼もそれは分かったと思う。かなり落ち着いていたし、自分が失敗したということに気づいただろう」
「それは彼が若いせいかどうか訊いてくる人がいるが、そうではない。彼はすでにとても多くのレースをしている」
「レースを通じてあそこは追い風が強く、41周を走った後でマシンを止めるのが難しいのは分かっている。でもそれは起きてしまった」
「彼がまっすぐに僕のところに来たという事実に感謝している。メディアを通したり、物事を誇張するのではなく、顔を突き合わせるのが問題解決の方法だと彼に伝えた」
ベッテルはタイヤの状況を考慮した上で、フェルスタッペンにポジションを譲るつもりだったと述べた。実際、リカルドはフェルスタッペンと同じ戦略を採用。1ストップ戦略でタイヤを温存するライバルたちを次々オーバーテイクし、6番手から大逆転優勝を飾っている。
「レッドブルが速かったのは明らかだった」とベッテルは振り返った。
「ダニエルが後ろから近づいてきた時、それほど抵抗する意味はなかった。それはマックスも同じだった」
「僕は彼に前を譲る準備をしていた。(バックストレートエンドで)彼がそういうポジションにいなかったので、僕は前に留まったんだ」
「小さなロックアップがあった場合に備えて、ちょっとしたスペースを空けていた。そして言うまでもなく、彼はかなり大きなロックアップをして……僕たちはクラッシュした」
ベッテルはスピンから復帰した時点で6番手だったものの、マシンはダメージを受けていたためペースが上がらず、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグとマクラーレンのフェルナンド・アロンソに先行を許してしまった。
「フィニッシュできてラッキーだったと思う」
「あんな衝突の後、そこでマシンが止まっていたかもしれないんだ」
「幸いなことに、マシンはまだ動いていた。でもフロアがダメージを受けていて、バランスはおかしくなっていた。アンダーステアがすごかったんだ」
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