2018年の全日本ロードレース選手権が4月8日(土)・9日(日)にツインリンクもてぎで開幕し、土日にわたって行われたレース1、レース2共に中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を果たした。
今年の全日本ロードレース最大の注目は、10年ぶりに全日本に復帰したHondaワークスのTeam HRCの存在だ。マシンはCBR1000RR SP2をベースにしたCBR1000RRW。最後の文字のWはもちろんワークスの頭文字で、Honda最速の証でもある。そして昨年のJSB1000クラスチャンピオンの高橋巧をライダーに起用し、鈴鹿8耐で最多5勝の記録保持者である往年の名ライダー宇川徹を監督に据えた。
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その宇川監督は「過去のTeam HRCがそうであったように、憎らしいほどに強いTeam HRCを復活させる」と語っていたが、その船出は多難だった。なぜなら、高橋巧が3月上旬のトレーニング中に左手小指周辺を骨折してしまい、これで高橋巧は国内サーキットでのマシンシェイクダウンを行うことができないままレースウイークを迎えることになったのだ。
対するYAMAHA FACTORY RACING TEAMのエース中須賀克行は、昨シーズン前半で苦戦を強いられた要因でもある17インチタイヤに対応させたサスペンションを導入するなど、マシンパッケージでの強化を図った。これが功を奏してシーズンオフのテストでも絶好調。そしてその好調を持続させたまま開幕戦ツインリンクもてぎを迎えた。
その中須賀は、レース1、レース2共にポールポジションを獲得。さらにレース1では2位の高橋巧に9秒963の大差をつけて優勝。レース2では高橋巧が他車との接触でサイレンサーを脱落させるという不運なアクシデントに見舞われたのに対して、中須賀はチームメイトの野左根航汰を引き連れて1-2フィニッシュ達成と、大きく明暗を分けた一戦となった。
開幕戦では、中須賀は別次元の速さを見せつけた。対する高橋巧は盤石な状態ではなく苦戦を強いられ、ヨシムラスズキMOTULは、津田拓也車、渡辺一樹車ともにトラブルに見舞われた。また、Kawasaki Team GREENの渡辺一馬もレース2で3位になるものの、中須賀とは22秒の大差だった。
しかし、見方を変えれば、ライバル勢はまだまだ伸びしろが残っている状態でもある。次戦は4月21日(土)・22日(日)の鈴鹿2&4レースだが、骨折から6週間を経過して完治が見込める高橋巧とTeam HRCにとっては、早くも正念場の戦いになることは間違いない。
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