2018年内に日本国内でハイブリッド版とエレクトリック(EV)版のPCXの市販を予定しているホンダだが、それよりも先にインドネシアでは2018年版のエンジン仕様車が発表された。
「PCXのハイブリッド仕様車とエレクトリック(EV)車が市販化される」
東京モーターショー2017で初お披露目となった2台のPCXは、スクーターの新時代の幕開けを予感させるものであったが、実は世のスクーター好きが気になっていたもう一つの要素が、「PCXがデザインも足周りも全面刷新されていた」という点である。
2017年12月13日、この新ボディのPCXに150ccエンジンを搭載した2018年仕様車が、インドネシア・ジャカルタでPT Astra Honda Motorが発表。先んじてインドネシアとタイで販売されることとなる。
ここではインドネシアで発表されたPCX150を軸に見ていこう。同モデルは今後発売されるハイブリッド、EV車と共通化するため、メインフレームから新たに設計。軽量化を狙い、アンダーボーンからダブルクレードルへと変更された。これによって1930×740×1100mmだった車体寸法(全長×全幅×全高)は1923×745×1107mmに、ホイールベースも1315mmから1313mmへとショートホイールベース化され、コントロール性、機動性が若干高められている。
燃料タンクは従来と変更なく8.0Lを確保。燃費値は公開されていないが、国内の150ccモデルと同様ならば、1度の給油で300km以上の走行は可能であると考えられる。
現在設定されている排気量は150ccのみで、低フリクション化と冷却効率を最大限まで高めたにグローバルエンジン「eSP」を搭載。正式なガイダンスはないが、(タイホンダWEBサイト上の)写真から想像するに駆動系側カバーのデザインはこれまでと異なっている。東京モーターショーで展示されていた「PCXハイブリッド」のものと酷似しており、もしハイブリッドと同様ならば
従来よりも大きなドライブプーリーを新たに採用し、さらなるフリクションの低減と出力向上させている可能性は高い。
キーを差し込むことなくエンジンを始動できるスマートキーを新たに採用したほか、フロントカウル&テールランプ、メーターユニットなどのデザインを大幅に変更。その一方で、フロントインナーカウル内のアクセサリー電源や、省電力&高効率照射のオールLED化された灯火類など従来モデルで好評だった機能はしっかりと引き継がれ、まさしく正常進化したといってもよいだろう。
なお、インドネシア国内での販売価格は2700万~3200万ルピア(22万3263円~26万4608円)となる。
(2017年12月15日時点のレート 1ルピア0.008269円で換算)
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