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ドリフト専用GT-Rができるまで。開発ストーリーを公開

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日本発のモータースポーツとして世界的に人気のドリフト。その国内におけるトップカテゴリーに位置付けられるのが、D1 グランプリだ。競技の熟成により戦いは熾烈になり、勝つためにはマシンの性能をはじめ、タイヤ、ドライバーの技量のすべてがバランスよく揃っていなければならない。

上位のマシンは、完全なるドリフト専用設計で作られ、その開発には多くの人のノウハウが注がれる。Team TOYO TIRES DRIFTのGT-Rができるまでストーリーを紹介したこの映像では、チームやタイヤ開発者、そしてドライバーの本気の取り組みを知ることができる。単なる宣伝映像を超えた、男たちの勝利に向けた執念を感じられるはずだ。

登場するTOYO TIRES ジーライオン トラストレーシングのGT-Rは、近年ひとつの問題を抱えていた。それは車両の重量が重すぎること。R35 GT-Rがベースゆえにエンジンは強力だが、車重は小さなコースで振り回すにはヘビー過ぎて、それが戦績に響いていたのだ。

そこでチームは2号機の投入を決定。エンジンのマウント方式からシャシー、ボディに至るまでを設計を一から見直した。ボディには軽量なカーボンを多用。ガラスはアクリルに変更するなどして1.7トン近い車重を1.3トンにまで切り詰めた。

さらにタイヤは、フロントタイヤのグリップを上げるためにチョイスを変更。ドリフトタイヤというと、滑りがいい方がコントロールしやすそうにも感じるが、D1 レベルの競技ドリフトとなるとハイレベルのグリップと剛性が求められる。タイヤ開発者もそうした要件を考慮して開発を行っているという。

映像は、マシン開発兼チーム監督・中上信吾氏とドライバーの川畑選手、タイヤ開発者のインタビューを交えながら、構想から2号機デビュー戦にいたるまでの軌跡を追っている。挑戦するドライバーの本音と想い、そして新型マシンのデビュー戦となった2017年初戦・お台場ラウンドの戦いぶりは必見だ

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