アメリカンコミックから飛び出したポップなタント
2月14日から3日間、大阪市のインテックス大阪で開催されている西日本最大級のカー&カスタマイズカーの祭典「大阪オートメッセ2020」に、ダイハツ工業はカスタマイズした2台のタント カスタムを展示。1台は米国マンガ出版会社マーベル(MARVEL)とコラボしたスパイダーマンバージョン。もう1台は近未来的なマスクが印象的なプレミアムバージョン。魅力的な仕上がりとなっている2台を詳しく紹介しよう。
ダイハツ・タントにお買い得なグレード「セレクション」シリーズを新設定
スパイダーマンのイラストがボディ全体に散りばめられたタントカスタム。スパイダーマンファンにはたまらない仕様となっているのだが、これはご存知MARVELとのコラボで生まれたもの。ボディ全身に「MARVELスパイダーマンコミックアートver.」と呼ばれるラッピングを施している外装が最大の特徴。
細部ではあるが、フロントグリルの下のモール(ラジエターグリルモール)とアルミホイールのスポーク部分には、スパイダーマンをイメージさせるレッドの刺し色のデカールが貼り付けられてもいる、こだわりのカスタム手法だ。
エクステリアはノーマルだが、ラッピングするだけでここまで変身させているのだから驚き。ドアミラーカバーとバックドアスポイラー(ルーフスポイラー)には純正オプションが装着されている。
こんな仕様がついに発売されるのかと思いきや「残念ながら発売の予定はありません…」とダイハツの担当者。ただしステアリングカバーなど一部のパーツは発売されているので、まずはそちらで我慢するしかないようだ。
内装も「MARVELスパイダーマンver.」と名付けられたシートカバーやステアリングカバー、シートベルトカバー、クッションなどでコーディネイト。
スパイダーマンのイメージカラーであるレッド×ブルーで仕上げられた内装は、見て楽しい、乗ってる時も楽しいポップでカラフルなインテリアとなっていた。ステアリングカバーやシートベルトパッドなどは、実際に商品化されているので購入することもできる。
おなじみ「MARVEL」のロゴが輝かしく光るオリジナルグッズの数々。マグカップにティッシュケースなど、クルマに関係なくてもファンなら手に入れたくなるものも。
タント史上最強のプレミアムバージョン
もう1台のタントカスタムは「プレミアムバージョン」と名付けられたコンセプトモデル。ベースはマーベル仕様と同じタント カスタムだ。
デザインを手掛けたダイハツ工業デザイン部・先行開発スタジオの米山知良主任によれば「タント カスタム史上最強インパクトのカスタムを作ろうということで、デザインしたのがこのコンセプトモデルです」とのこと。
横一文字にデザインされたヘッドライトが、これまでのタントカスタムにはない迫力と近未来的なイメージをアピールしている。ヘッドライトにはイルミネーションも内蔵され、そのほかフロントバンパー、グリル、ボンネット、フェンダーはコンセプトモデル専用で製作されたもの。
サイドスカートモールやサイドガーニッシュなどは、タント カスタム用の純正オプションをコーディネイトだが、パールホワイトのボディカラーもこのモデル専用のカラーとなっている。
リアまわりもバンパーロアガーニッシュ、バックドアスポイラーは純正オプションを装着。ナンバー上のリアガ-ニッシュは、純正パーツをヘッドライトのデザインに合わせてLEDによる横一文字ライトに加工して装着している。
気になる商品化の可能性を尋ねてみると「あくまでコンセプトカーなので、これが商品化される可能性は低いのですが…、お客様の反響が大きければ可能性はあります。あくまでも現段階では、そういう予定はありません」とのこと。商品化を望みたいかなりカッコいいルックスだけに、みんなで反響を強めていこうではありませんか。
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