英モーガンは、3月5日に開幕したジュネーブモーターショーで、新たなフラッグシップモデル「プラス6」を初披露した。
100年前からスポーツカーを作り続けてきたモーガン。バックヤードビルダーの伝統を受け継ぐ老舗のブランニューモデルは、既存の「プラス4」と見紛うほどクラシカルな外観が特徴だ。
だが、その中身は大幅にアップデートされている。新設計シャシーは、アルミニウムを接着剤で貼り合わせた構造で、従来比2倍の剛性を達成。しかも、従来モデルと変わらないホイールベースにもかかわらず、単体では100kg以下に留まるという軽量ぶりだ。結果、乾燥重量は1,075kgに抑えられ、正真正銘のライトウェイト・スポーツに仕上がっている。オフィシャルフォトを見る限り、シャシーの一部は引き続き木製となるようだから、ファンは一安心だ。
パワーユニットも一新された。ネーミングが示すとおり、新たにチョイスされたのは、20年以上のパートナーとなるBMWの直6ターボ。335馬力と500Nmを発揮するこのエンジンは、プラス6へフラッグシップにふさわしいパワーだけでなく、現代のクルマとして必須の燃費性能とクリーンな排気をもたらしている。0-62mph(約100km/h)は4.2秒と、最新のリアルスポーツと比べても何ら遜色ない水準だ。この直6は、BMW「Z4」やトヨタ「スープラ」と基本的に同じだから、両モデルは遠い縁戚ともいえるだろう。
インテリアの進化も印象的で、見た目はブリティッシュスポーツの古典に倣っているが、ドライバーの眼前には液晶モニターが備えられ、8速ATのシフトノブはBMWと同じジョイスティックとなっている。オーナーの好みによって無数のカスタマイズオプションが用意されるのもモーガンの流儀どおり。スターティングプライスは、税抜64,995.83ポンド(約956万円)と発表されている。
折しも、イタリア資本の傘下となることが発表されたモーガン。プラス6の仕上がりとともに名門の先行きから目が離せない。
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