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モーターショー 2019.2.12

スバル水平対向エンジン解体ショーを開催!構造解説とメンテの必要性をアピール

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バラすとわかるエンジンのコンディション

 水平対向エンジンやシンメトリカルAWDをはじめとする独特のメカニズムに魅了され、これまで数々のSUBARU(スバル)車のチューニングを手がけてきた愛知県のガレージKM1。同社の緒方さんは、SUBARUディーラーで10年、SUBARU車チューナーとして20年にも及ぶ豊富な整備経験を持っている。その経験を活かし、SUBARU車を長持ちさせるためのメンテナンスメニューについても力を入れているのだ。

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 大阪オートメッセ2019のスバルマガジン・ブース内では、緒方さんによるSUBARUの名エンジン『EJ20』の”解体”ショーを実施された。

 EJ20型水平対向エンジンならではの特徴や、整備のポイントを開設しながらシリンダーブロックを割ってクランクシャフトを取り出すまで完全に分解。

 たとえば、シリンダーヘッドガスケットの黒い塗料がクーラントに混じってたりすると、ガスケットの劣化が怪しいので、エンジンを下ろして交換する必要があるが、いつまでもEJ20に調子よく乗り続けたいなら、完全分解のオーバーホールは実施する価値があるのだ。

 分解をしながら、旧世代のEJ20型エンジンでよく発生するタペットカバーからのエンジンオイル漏れの原因や、コンロッドからピストンピンを抜くための特殊工具と作業のコツなども解説。

 今回分解したEJ20は2代目インプレッサ(GDB型)用で、シリンダーブロックとヘッド部分はアプライド(年次改良)で異なっていたりする。分解ショー向けに補機類は外し(ウォーターポンプやオイルポンプは付いた状態)、各部のボルト類は規定のトルクで締め付けず、かなり緩めにしているなど、実際のエンジンの状態とはかなり異なる。

 また、本来は左右のヘッド部分の作業をする際はエンジンを縦にして行うところを、見ている人に見せやすくするため立てずに作業を行なったなど、あくまで分解ショー向けの作業としての実施であった。

 分解のクライマックスは、シリンダーブロックを左右に割って、中のクランクシャフトを取り出す最後の工程。まさに、左右対称の水平対向エンジンらしさが視覚的にもっとも実感しやすい状態が拝めるので、SUBARUファンなら思わず感嘆の声を漏らしてしまうほど、感動的な場面でもある。

 ガレージKM1としては、分解する作業/組み立ての作業そのものよりも、分解することによって、普段は見えないエンジン内部のクラックや傷を探すことが重要だという。たとえば、メタルの当たり具合などによって、エンジンの状態やエンジンオイルの状態を判断して、ユーザーに注意を喚起したり、乗り方やオイル管理の仕方について適切なアドバイスをすることに最大の狙いがあるのだ。

 作業を行うメカニックにとっては、分解/組み立ての作業を正しく行うことは当然至極の大前提。分解する課程において、エンジンの異常や、異常の前兆を発見できるかどうかに本質的な技量が問われる。

 エンジンの完全分解オーバーホールは数十万円の費用がかかるが、20年以上調子良く乗り続けたいならば、実施する必要性は高い。たとえ壊れていなくても、エンジンの真の状態を知ることで、今後起こりうる深刻なトラブルを回避できるようになれば、多額の費用を投じる値打ちもあるというもの。

 筆者が所有するGC8A型は、新車で購入して25年が過ぎ、走行距離は約21万キロ。外装や足回りなどはひどい状態ながら、幸いにもエンジン本体の調子は悪くないので、この先も長く乗り続けるために、一度完全分解のオーバーホールを受けるべきだと実感した次第であった。

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(Auto Messe Web 『SUBARU MAGAZINE編集部』)

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