米ゼネラルモーターズのシボレーブランドは10月末に開催されたSEMAショーにおいて、ヴィンテージカーを対象とした載せ換え用エンジン3基と、これらのエンジンを搭載したコンセプトカーを披露した。
アメリカでは旧車のエンジンを最新ユニットに載せ換えるチューンナップに人気があり、こうしたニーズに応えるため、自動車メーカーは“クレートエンジン“と呼ばれる載せ換え用キットを用意し、エンスージアストから支持を得ている。今回シボレーが出展したクレートエンジンはすべてV8で、3台のコンセプトカーは「ラグナ」「C/10」「シルバラード」と、いずれもアメリカ車の歴史に名を刻んだ1台だ。
まず、755馬力という超ド級のパワーを誇る6.2リッタースーパーチャージドの「LT5」ユニットは、1973年式「ラグナ」に組み合わされた。70年代のNASCARレーサーをイメージさせるヴィンテージクーペは、オールブラックの車体にレッドレター入りの極太タイヤが何とも言えない迫力を醸し出す。このエンジンは現行「コルベットZR1」に積まれているユニットで、クラシックなデザインと超高性能エンジンの組み合わせがマニアの支持を集めそうだ。
420馬力の5.7リッターNAユニット「ZZ6」は、1967年式「C/10」に組み合わされた。こちらもレトロなピックアップボディと強心臓の組み合わせが痛快。このエンジンは、当時のエアクリーナー等の補機類をほぼそのまま流用できるという。また20インチホイールやボディのスムージングなどのドレスアップも、秘めたパワーをほのめかすアクセントとなっている。
360馬力の6.0リッター NAユニット「L96」を積むのは、1978年式「K10 シルバラード」だ。メーカーの手によって完璧にレストアされたレッドとブラックのピックアップは、オリジナルよりもコンパクトなエンジンに換装されたにもかかわらず、よりパワフルに進化。ボクシーな外観は今の時代には新鮮で、根強い人気を集めているという。
今回紹介したのは、シボレーが擁するクレートエンジンのごく一部で、ほかにもさまざまなエンジンが用意されている。米国自動車文化の奥深さには驚くばかりだ。
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