米国トヨタは、10月30日から11月2日まで米国ラスベガスで開催されたSEMAショーに、名車「AE86」をオマージュしたコンセプトモデルを出展した。
1983年にデビューしたAE86は、カローラ派生のFRクーペ。漫画「頭文字(イニシャル)・D」でも描かれたように、ストリートレーサーの間で大人気となり、歴史に名を刻む名車となった。「カローラ・レビン」、「スプリンター・トレノ」というモデル名よりも、型式であるAE86と呼ばれることが多いのも特徴だ。
そんなAE86の名声は海を渡った米国でも語り継がれている。今回、米国トヨタと西海岸のチューナー「マッスル・チューナー・オートモービル」のコラボにより、「カローラ・ハッチバック(日本名:カローラスポーツ)」をベースに現代に蘇った。
ボディサイズには懐かしいブラックのストライプが、チンスポイラーには「TOYOTA」ロゴが貼り付けられ、80年代のチューニングシーンを再現。ボディもAE86にちなんでグレーのフィルムでラッピングされ、往年のファンならずとも思わず振り返ってしまう雰囲気を纏う。
もちろん、走り屋御用達のモデルを再現するのにメカニカルなチューンは必須。エンジンにはカスタムのエアインテークを装備し、マフラーも直管タイプに交換されている。さらに、ここゾという時の加速力アップのためにナイトラスオキサイド(亜酸化窒素)システムまで搭載するという反則ワザも。ほかにも、フロントスプリッターやリアディフューザーなどのエアロパーツはワンオフでアルミニウムから作成され、サスペンションも日本製の限定生産品にリプレイスされている。
レジェンドの誕生から35年。AE86はFR、カローラ・ハッチバックはFFと駆動方式こそ違うものの、ピュアに走りを突き詰めるカローラのスポーツスピリットは今も健在だ。
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