独BMWは、今月25日から開催される第15回北京モーターショーへの出展概要を発表した。
今や米国を抜き、世界一の規模へと成長した中国の自動車市場。バイエルンのプレミアムブランドが北京モーターショーに持ち込むのは、SUVを中心としたラインナップ。欧州で販売開始となったばかりの「X2」、日本でも好評を博する「X3」に加え、本年ローンチが予定される「X4」も出展される。さらには、近くデビューするフラッグシップSUVを示唆した「X7 iPerformance」もアジア初公開となる見込みだ。SUV以外では、本年後半にプロダクションモデルが公開される大型クーペ「8シリーズ・コンセプト」が注目だろう。
華々しいワールドプレミアこそないが、中国でも人気沸騰中のSUVを前面に押し出し、市場のニーズへ的確に応えていく姿勢を示したBMW。だが、より注視すべきは同時に明らかにされた電動化に関する技術かもしれない。大きなニュースは、ワイヤレス充電システムが中国市場において世界で初めて市販化されることだ。
「BMW Wireless Charging」と名付けられたこのシステムは、路面に設置する「グラウンドパッド」とクルマのアンダーボディに設置する「カーパッド」で構成され、クルマがグラウンドパッドの上に移動すると即座に充電が開始されるというもの。「530e iPerformance」および「530Le iPerformance」にオプションで装着可能となる。グラウンドパッドは屋内外問わず設置できるということだから、これまで充電の煩わしさからEVに二の足を踏んでいた人も食指が伸びるのかもしれない。
ワイヤレス充電の実用化により、EVの本格展開を図るBMWは将来ガソリン車の販売を禁止するといわれる中国市場において大きなアドバンテージを握ったといえる。このほか、ミュンヘン近郊の自動運転研究センターの開設もあわせて公表された。電動化、自度運転化に向けBMWが引き起こすイノベーションから目が離せそうにない。
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