現在位置: carview! > ニュース > モーターショー > ダウンサイジングされたポルシェ911のベースはオープン2シーター軽自動車【東京オートサロン2018】

ここから本文です

ダウンサイジングされたポルシェ911のベースはオープン2シーター軽自動車【東京オートサロン2018】

掲載 更新
ダウンサイジングされたポルシェ911のベースはオープン2シーター軽自動車【東京オートサロン2018】

単純にワイド化せずにバランスを重視 違和感のないボディラインをキープする

1月12日(金)~1月14日(日)まで開催された東京オートサロン2018(千葉県・幕張メッセ)。 学生たちによる車両製作も話題で、各学校が競い合うようにカスタムカーを出展している。 なかでも目を引いたのがオープンボディのポルシェ。ちょっと小振りだなと思ったら、なんとベースは初代コペンだという。

5000万円のチューンドR32GT-Rとは!【東京オートサロン2018】

世間ではいまだに「若者のクルマ離れ」なんて声も聞くけど、東京オートサロンのようなイベントを始め、サーキット走行会などでは10~20代が増えている印象が強い。 「クルマ好きな若者は減ってない!」と言わんばかりに、静岡工科自動車大学校の学生たちが卒業製作として、L880Kと呼ばれる初代コペンをベースに、誰もが知るスーパーカー『ポルシェ911』ルックに仕上げてきた。始めはどんな車両をベースに使うかも決まっておらず、学生それぞれがアイディアを出し合った。 そのなかで多数決を行なった結果、コペン改ポルエシェに決まったという。

モディファイは当然ながら外観がメインとなる。モチーフはフェンダーが大きく張り出したポルシェのターボモデルなので、スポーツカーらしいシルエットのコペンといえど、自然なボディラインを作るには相当な苦労があったそうだ。

もっとも手間を要したのは、前後フェンダーとヘッドライトまわりの造形とのこと。ヘッドライトはVWビートルから流用。 ボディは単にワイド化すればいいワケじゃなく、ドアやバンパーとスムーズにラインが繋がるよう配慮した。

フロントバンパーはポルシェ純正だが、ボディ幅が異なるため中央で一度カットし、サイズを調整して再び繋ぎ合わせている。

サスペンションには大きく手を加えることなく、ホイールのサイズでボディ幅を拡大したように見せている。スポーツカーの定番モデルのひとつ、ワーク・マイスターS1の2ピースで、サイズはフロントが9J×15-2/リヤが10J×15-15。組み合わせるタイヤはフロントが195/55-15、リヤが225/50-15だ。

ホイールベースやトレッドはコペンのままなので、実際の寸法はポルシェよりコンパクトなはずなのに、縦横比を含めほとんど違和感がないのが凄い。製作には15人ほどの学生が携わっており、3~4カ月で完成にこぎ着けたとのこと。

ポルシェ・ターボを象徴するパーツのひとつ、大きく跳ね上がったリヤウイングはイチからの自作。

マフラーの出口はコペンのままだけど、センター2本出しというスポーティな見た目のおかげか、不思議とミスマッチさは感じない。

シートなどインテリアはコペンのオリジナルだ。ただしエクステリアとのカラーコーディネイトで、シートのセンター部やステッチ、ドア内張りやインパネまわりはオレンジに変更している。

レポート&撮影:佐藤 圭

こんな記事も読まれています

日産の新型「コンパクトSUV」公開! 復活の「オシャイエロー」が鮮烈! 約406万円から「新ジューク」独に登場
日産の新型「コンパクトSUV」公開! 復活の「オシャイエロー」が鮮烈! 約406万円から「新ジューク」独に登場
くるまのニュース
400万円台スタート!《レクサスSUVベストバイ》LBX vs UX vs NX
400万円台スタート!《レクサスSUVベストバイ》LBX vs UX vs NX
グーネット
パナソニックHD、パナソニックオートモーティブシステムズの株式20%取得で合意 投資ファンドが80%
パナソニックHD、パナソニックオートモーティブシステムズの株式20%取得で合意 投資ファンドが80%
日刊自動車新聞
ポルシェ、日本のストリートネオンと未来を強調する特別カラーでフォーミュラE東京E-Prixに挑む
ポルシェ、日本のストリートネオンと未来を強調する特別カラーでフォーミュラE東京E-Prixに挑む
AUTOSPORT web
フォーミュラE東京初戦直前、アンドレッティ勢が語る魅力…「何が起きてもおかしくない」
フォーミュラE東京初戦直前、アンドレッティ勢が語る魅力…「何が起きてもおかしくない」
レスポンス
アウディがザウバーグループを完全買収、2026年のF1参戦に向けて準備を加速
アウディがザウバーグループを完全買収、2026年のF1参戦に向けて準備を加速
@DIME
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]アンプ内蔵DSP+スピーカーを総予算30万円で取り付け、良音を満喫!
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]アンプ内蔵DSP+スピーカーを総予算30万円で取り付け、良音を満喫!
レスポンス
若者とオッサンのハートを鷲掴み! “ネオクラ旋風”が 日本のバイクを盛り上げる! 【東京MCS2024】
若者とオッサンのハートを鷲掴み! “ネオクラ旋風”が 日本のバイクを盛り上げる! 【東京MCS2024】
くるくら
ホンダと出光 使用済みプラスチックの水平リサイクルの実証実験を開始
ホンダと出光 使用済みプラスチックの水平リサイクルの実証実験を開始
Auto Prove
ルーカス・ディ・グラッシ、2016年丸の内FEデモラン以来の日本走行喜び。次は「日本人ドライバー」を熱望
ルーカス・ディ・グラッシ、2016年丸の内FEデモラン以来の日本走行喜び。次は「日本人ドライバー」を熱望
motorsport.com 日本版
フォーミュラEがリバティーウォークとコラボ。大胆ボディのGen3マシンが登場
フォーミュラEがリバティーウォークとコラボ。大胆ボディのGen3マシンが登場
AUTOSPORT web
キャシディ、ポイントリーダーとして日本に”凱旋”。ジャガーの参戦100戦目を「東京で祝えて嬉しい」
キャシディ、ポイントリーダーとして日本に”凱旋”。ジャガーの参戦100戦目を「東京で祝えて嬉しい」
motorsport.com 日本版
東名高速「最凶の渋滞ポイント」これで撲滅!? 新たに「綾瀬の車線増」事業認可 渋滞対策の“穴”埋める
東名高速「最凶の渋滞ポイント」これで撲滅!? 新たに「綾瀬の車線増」事業認可 渋滞対策の“穴”埋める
乗りものニュース
いすゞが新型「スタイリッシュSUV」を世界初公開! ド迫力「V型グリル」ד青アクセント”がカッコイイ新型「D-MAX」タイで披露 25年に欧州発売
いすゞが新型「スタイリッシュSUV」を世界初公開! ド迫力「V型グリル」ד青アクセント”がカッコイイ新型「D-MAX」タイで披露 25年に欧州発売
くるまのニュース
ダイハツ、「タフト」と「コペン」の出荷停止指示が解除 順次出荷・生産再開へ
ダイハツ、「タフト」と「コペン」の出荷停止指示が解除 順次出荷・生産再開へ
日刊自動車新聞
生産台数わずか38台!? 日産R34「スカイラインGT-R」のV-Spec N1仕様がオークションに登場! 走行距離16万kmの個体はいくらで落札?
生産台数わずか38台!? 日産R34「スカイラインGT-R」のV-Spec N1仕様がオークションに登場! 走行距離16万kmの個体はいくらで落札?
VAGUE
クルマ愛をマイルで測る!クルマ好きのためのLINEサービス『クルマら部』でマイルキャンペーン開始
クルマ愛をマイルで測る!クルマ好きのためのLINEサービス『クルマら部』でマイルキャンペーン開始
レスポンス
エンジンの調子をキープする簡単な方法は? 定期的にブン回すだけでカーボンの発生を抑えられます
エンジンの調子をキープする簡単な方法は? 定期的にブン回すだけでカーボンの発生を抑えられます
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

188.9243.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.5292.1万円

中古車を検索
コペンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

188.9243.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.5292.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村