トヨタの最上級サルーン「センチュリー」の新型(プロトタイプ)が公開された。初代センチュリーは1967年に誕生し、30年間生産された。そして2代目は20年にわたり現役を務め、50年の歴史において今回のフルモデルチェンジは2度目となる。長期にわたり生産されるということは、それだけ先を見越した設計が必要になるということ。さて、新型はどんな設計が行われたのか。
3代目センチュリーは、歴代モデルの特徴である「匠の技」「高品質のモノづくり」を継承しつつ、これからの時代に求められる環境性能や快適性を備え、ショーファーカーとしての先進装備、快適装備にも重点をおいて開発したとのこと。
まずデザインは、ひと目でセンチュリーとわかるフロントマスクや典型的な3ボックスセダンスタイルにまとめあげている。ボディサイズは全長5335mm×全幅1930mm×全高1505mm。従来モデルより65mm長く、40mmワイドで、30mm高い。参考までに新型レクサスLSのロングと比べると、125mm長く、55mmワイドで、30mm高く、最高級サルーンの貫禄を備える。
エンジンは従来の5リッターV12に代えて、新たに5リッターV8にハイブリッドを組み合わせたパワーユニットを採用することで低燃費を追求している。トランスミッションについては、トヨタのハイブリッドシステムは機械式のトランスミッションを持たないものが多いなか、新型センチュリーは2段変速式リダクション機構を搭載し、静かで滑らかな走りを追求しているのが特徴だ。
内装デザインについては、後席空間に「折り上げ天井」を採用するほか、伝統的な柄を組み合わせることで最高級車にふさわしい空間を追求している。また杢柄オーナメントを前席シートバッグやドアトリムショルダーに施すなど、演出にこだわっている。
シートは伸縮性に優れ、触感の柔らかい100%ウール素材を採用。また、これとは別に最高級表皮を用いた本革仕様も設定する。
注目の豪華装備については、無段階に調整可能な電動オットマンや、リフレッシュ機能付きのアジャスタブルリヤシートを採用。さらにライティングテーブル、読書灯、大型ディスプレイ付きリヤシートエンターテインメントシステム、 20スピーカープレミアムオーディオなど、ビジネスをはじめさまざまな用途に応えられる快適空間を備える。
このほか乗り心地に特化した新開発タイヤやアクティブノイズコントロールシステムの採用など、定評ある静粛性や滑らかな乗り心地に対するこだわりが貫かれている。
安全装備については、歩行者までをカバーする自動ブレーキを含む衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」を新たに採用する。またブラインドスポットモニターやリヤクロス トラフィックアラートなども備え、ショーファーカーにふさわしい予防安全装備を完備する。
なお新型センチュリーの発売は2018年の年央を予定している。
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